土星を見せる

 姉夫婦の娘たちが、星を見たいというので、ホワイティドブを実家にもっていく。馬鹿でかいホワイティだが、車での移動は楽。二つに分割し簡単に持っていく。土星を見たいようだが、雲行きが怪しい。だから夕方早めにセットし、まずは金星を観望。本当に明るくきれいに見えました。倍率を下げるとキラキラ輝き、倍率を上げると半月状に見えます。風が強いので像がユラユラ。暗くなるとお目当ての土星が。風の影響でそれほど良く見えませんが、輪や土星の衛星のタイタンなどが見えました。普段は楽勝のカッシーニの隙間がほとんど見えません。なかなか厳しい環境ですが、娘たちは興味津々。こういったことから天文に興味を持ってくれれば、と思いました。
 今日も、通りがかりの方々も覗いていきました。何しろあの大きさの望遠鏡は目立つ。何やっているのだろう?と思うのは当然。ホワイティドブは一応アマチュアが持つ望遠鏡では大きなもの。小さい望遠鏡とは見え味が違います。みんな覗くとびっくりしていきますね。ただ、ホワイティドブは自動追尾装置がついていないので、倍率をかけると追うのが大変。兄は携帯電話で土星を撮影することに執心。一生懸命挑戦し写していました。他には二重星やプレセペ星団を見ました。
 十分満足した娘たちはその後すぐに寝てしまいました。私も実家から家に帰って、もう一回望遠鏡をセッティングし、夜半に木星を観察。今年の木星は高度が低く観察に向きません。もろに風の影響を受けて、縞模様が半減。これから毎日粘って良い環境の日に巡り合いたいものです。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。