構造計算ソフト、持っているだけで大変な時代

 建築基準法等改正を目前に控え、構造設計業界も動きが慌しくなってきました。改正されると既存の構造計算ソフトの大臣認定が無効になる(猶予措置はあるだろうが)ので、バージョンアップ料金など頭が痛いところ。もっともソフト会社も経営的に厳しくなるようで、様々な方策を考えているようです。
 老舗構造ソフト会社が、今までサポート料金を取らなかったのが、いきなり年間10万円超になったことは衝撃でした。他社ではもっと高く設定しているところもあります。ただでさえ構造計算ソフトは高価。これを維持するのが大変な時代になりました。通常、ソフトは複数持っているので、数が多い事務所(うちか?)は本当に大変です。
 法改正で手間はかかる、ソフトのサポート料金は高騰する・・・値上げ必至ですな。しかしこれにより建物にメリットが出ることはないので、値上げも難しいです。構造業界の方々が今後どう動くか要注目です。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。