DOC-RC/SRC(耐震診断ソフト)

 ソフトウェアフェチ??の私の事務所では、RC造、SRC造に対応した耐震診断ソフトDOC-RC/SRCを購入しました。以前、レンタルで利用したことがあり、操作性に問題がないことから選びました。4月よりRC造の耐震診断を正式に開始するため正規の耐震診断ソフトが必須になったのです。
 DOC-RC/SRCは(株)構造システムの鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震診断ソフトです。最新の既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説(2001年版) に対応しています。同社の定評のある構造計算ソフトBUSと同様のシステムで、使いやすく信頼性が高いです。また単体でも動作しますが、BUSとの連動もできます(うちは持っていない)。SRCも標準でサポートされ、補強設計も単体でできます。操作は、一貫構造計算ソフトで構造計算ができるであれば簡単です。当事務所も構造システムの構造計算ソフトは触ったことはないのですが、簡単に操作できました。
 耐震診断の実務的な部分も準備を進めていますが、ソフトウェアの運用は購入したばかりなので不安が残りました。そこで、過去に当事務所で構造設計を行った物件を入力してみることにしました。当時、設計・計算を担当した社長は怖がっていましたが・・・。以前からちょっと不安!と語っていた社長が初期に設計した、私もよく知っている物件を同僚に入力してもらいました。
 入力はみていてもスピーディー。ソフトウェア操作、構造計算に長けている同僚は、簡単に入力していきます。時間がかかったのは壁入力くらいでしょうか?古い図面のため、現寸保存していなかったので、寸法の取り方で時間がかかったようです。さて、計算。まずは1次診断。おーーーー。数値の読み方がわからねー。同僚に解説してもらって読んでみる。ふむふむ。あーそんなに難しくない。社長の心配は杞憂でしたな。現行基準でもなんとかなりそうな0.8近辺。1次診断は0.8という中途半端な部分が安全を判断する基準になっています。ということは、劣化がなければ現行基準でも行けそうだ!ということです。もちろんこの建物は新耐震以前。安全設計してますな、社長。結果を聞き、安心していました。
 次に2次診断へ。もちろん構造計算、設計は自社で行っているので資料は揃っています。1次より厳しい結果になるだろうと予測はしていましたが・・・やはり厳しかった。でも当時の建物としては安全なほうな数値です。基準法がその後改正され、耐震基準が大幅に変わった割に健闘しています。
 今後も図面が揃っている自社物件をまずは検討していき、どのような傾向があるかデータを取っていきたいと思っています。