望遠鏡があれば、月と金星、火星、木星、土星が楽しめます。これらの星は都会でも肉眼で見えるので導入も簡単ですし、それなりに楽しめます。私の観望もこれらがメインです。
天体写真でおなじみの星雲、星団を見てみたい・・・と思う場合は星空がきれいな地方に行って見ればいいのですが、忙しい社会人にはなかなか難しいです。そこで東京でも手軽に楽しめる星見の方法はないか?と考えています。
小型で広角の双眼鏡は実は以外に楽しめます。私の5倍(口径は3センチ)双眼鏡は小型ですが、性能が良いので星座を見るのに非常に楽しめます。広角タイプなのでカシオペア座がすべて視界に入りますし、オリオン大星雲と三ツ星が一緒に見ることができるので、導入も簡単ですし、星座の形を都会で確認するのに十分です。3等星が見える星空でこの双眼鏡では、プレセペ星団、プレアデス星団(スバル)、オリオン大星雲、ヒアデス星団、2重星団が確認できました。またアルゴルなどの二重星も分離ができるので思ったより見えます。望遠鏡では大きすぎて楽しめないヒアデス星団は非常にきれいに見えます。小型の双眼鏡は粗悪な商品が多くありますが、きちんとしたブランドのものでもそれほど高価ではありません。一個持っておくと暇な夜に楽しめます。
そこそこ見える激安双眼鏡。非常に明るいです。光害がそれほど激しくないところで使いたいです。
超広角といえばこれ。周辺像は気になるが、スペック的には星座観察には良さそう。
中倍率の双眼鏡だと、更に楽しめます。私の愛機プレアデスで、今日は上記のほかに、M41,アンドロメダ大星雲、なども楽しめました。今日、見た中では2重星団やM41がきれいでした。導入が難しいのですが、小さい双眼鏡で星の並びを確認したあとだと簡単に導入できます。地球に近づいてきている明るい彗星を見るのみも良いです。
憧れのニコンの中口径の高級双眼鏡。高価ですが防水式で一生物です。三脚に載せて使います。
望遠鏡を使っても実はそれほど見える天体は広がりません。なにしろ星が良く見えないので導入が非常に困難です。また星雲星団は淡いので東京では確認すら難しいです。私のETC90では、自動導入精度が高いのに何も見えない場合が多いです。やはり星空がきれいなところで見たいものです。そんな中、球状星団は非常に見ごたえがあります。今のシーズンは見えるものが少ないですが、M15などは双眼鏡でマリのようにみえ、望遠鏡で見ると星が分離して見えます。
今晩見た中では、M41(おおいぬ座の散開星団)が気に入りました。品があって、手ごろに広がりが小さいのでホワイティドブやプレアデス双眼鏡でも楽しめますね。スバルやプレセペ星団は肉眼で広がりがわかるほど大きいので小型双眼鏡で十分なのでホワイティだと「?」の場合があります。2重星団は意外にも初めて見ましたが都会でも見ごたえがありますよ。逆にアンドロメダ大星雲やオリオン大星雲以外の散光星雲は都会ではあまり見えません。
まだ、都会での天体導入に慣れていませんが、観望会などで恥をかかないよう練習したいものです。