子どもへの夢と、その重圧を受ける子ども

 親は子どもに夢を託します。大小の差はあれ、通常は幸せになって欲しいと願っているものです(だと思います)。しかし子どもにとってそれが重荷になったり足かせになったりします。遺体バラバラ事件のうち、歯医者の息子だった容疑者は三浪してまで歯医者になることを目指したそうです。親は、別に強制したわけではないとコメントを弁護士を通してしているが、実際はどうだったのだろうか?親子鷹といわれている政治家やスポーツ選手、会社の経営者は多いが、明らかに影響を受けています。子どもが希望している場合はいいし、結果的にうまくいけばいいのですが、そうでないパターンも多いのです。
 私も、記憶に残っている限りでは6歳の頃には既に、「建築士になれ」といわれていました。周囲の大人もそういうため、なることが普通のようで小学生の頃の夢では「建築士」と書いていたし、中学生のころは、しなくてもいい受験を余儀なくされても我慢しました。しかし私には建築士になるには致命的な欠点(と思っていた)があったし、他に夢を持ったので高校の時に一気に路線変更しました。。別になりたかったわけではない。ただ親の期待を裏切るのはかなり抵抗がありました。私と同列に論ずるのは危険ですが、この歯医者の息子も同様の重圧を感じていたのではと思います(殺人の動機とは別だと思いますが)。私は家族にその後も結構邪魔されました。だから大阪に行きましたが、結局戻ってこざるを得ない状況に追い込まれました。親は良かれと思っても子どもの感じ方は違うのです。まあその重圧に負けない強さを自然に身につけるのが普通なのですが。子どもを持たない私にとっては非常に難しい問題です。子どもを持てばまた考えが変わるかもしれません。