耐震診断業務は少ないのですが、ソフトは着々と機能アップが図られています。
 インテグラルの耐震診断ソフト「ホームズ君耐震診断Pro」も12月中旬に予告通りバージョンアップされました。目玉の「ホームズ君の絵で見る 総合診断書」(一般診断・精密診断)を試してみました。が、思ったより見やすくない(涙)。これは同製品の批判ではなく、今までの帳票だって他社に比べれば抜きんでて見やすかったのである。だから期待も大きかっただけです。説明用ではなく、チェック用と考えれば一枚で見れるのでチェックしやすいです。ただ全体的にインパクトに欠けどこを見たらいいのかわかりにくい(詰め込みすぎ)のでどうやって使うかは設計者の腕の見せ所でしょう。悪い部分に!マークが入るのは親切かつわかりやすい。こんな単純な工夫が重要だと思います。文句はつけましたが、これは確実に「使える」機能です。説明に重きを置いた同社の姿勢は評価できますね。
 他ではエイムの木耐博士Sが12月にバージョンアップしました。主に使い勝手の向上らしいが、メジャーバージョンアップとして謳うことか若干疑問です。一年の間に一気に7までアップすることは混乱に繋がるのでは?と思うのですが。まあ最新バージョンがわかりやすいというメリットはあります。尚、旧バージョンに下地材など追加しているとバージョンアップするとクリアされるらしいのでご利用の際は要注意のようです。

 私のほうは、構造計算ソフトと耐震診断ソフトとの相関関係を調査しています。各ソフトの個性が際だっているのでなかなかうまく行かないですね。年末にじっくり検討してみます。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。