長周期地震動の恐怖

 近年の地震研究で長周期地震動の影響が叫ばれている。土木学会と日本建築学会は、この長周期地震動の影響で超高層ビルなどに対し、これまでの想定以上の負荷がかかり、損傷する恐れがあるという内容の共同提言を20日に発表した。その上で、地震エネルギーを吸収する装置を設置するなど補強工事を行うよう建築物の耐震性向上を求めたようだ(読売新聞11月21日より)。
 長周期地震動は、周期が数秒から十数秒程度のゆっくりした揺れ。人間が地上で感じない程度の大きくゆっくりした揺れでも、高層ビルや石油タンクなどでは共振し、大きな被害が出ることがある。
 私は前々から疑問に思っていたのだが、あんなに大きなビルや建造物を果たして造る必要があったのか?長周期地震動の問題よりもそちらのほうが心配です。どうやって取り壊すんだろう?ビルの所有者がいなくなったら管理はどうなるんだろう?将来超高層ビルの廃墟を目にすることがあるのだろうか?と心配になります。やはり人間は地上で生活すべきで、可能だからといって高いところに行くべきではないのではと思います。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。