相変わらず構造計算の学び方に対する問い合わせが多いのです。学校はないのか?教えてくれ!・・・。構造計算技術だけなら教えたり、学校で学ぶレベルでいいと思うのですが、なにしろ実践は教科書と異なりすぎる世界なので、ひたすら実践で学ぶしかないと思う今日この頃。しかし近年は良いテキストが多数発売されているので、まずはお金をかけずに一冊買って学んでみるといいと思います。

初めての建築構造設計
 読みやすく、RC,S造の構造計算の基礎を学ぶことが出来ます。用語の解説なども比較的わかりやすくお勧めです。

 構造分野を絞れば、上野嘉久先生の「実務から見た」シリーズがお勧め。RC、S,木造、基礎などそれぞれの分野ごとにまとめてあり、実践的な内容も多くお勧めです。ただし計算以外の基本的な設計方法を習熟しておかないと読みこなすのは難しいでしょう。


 基礎や地盤調査、地盤改良についての記述が詳しい。この分野の簡単な解説書は少なく貴重な存在。


 木造住宅の実践的な構造設計のマニュアルで、発行されたばかり。計算だけ学びたい方には薄くてコンパクトにまとまっているのでお勧めです。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。