構造の見学会

 今日の午後、埼玉県の某保育園の構造見学会に行ってきました。金物構法で建てられた木造の平屋の保育園です。普段あまり見られないのでスケジュールが死ぬほど入っているのに行ってきました。まあ所員一人増えたから許して!(電話たくさんかかってきてたみたいですけどごめんなさい!)。
 大断面の集成材を使った構造は見るからに迫力があります。もっとスパンを飛ばすのかと思っていたら案外安全設計でした。形は曲線の集成材をふんだんにつかい、非常に面白いです。もっとも私なら鉄骨造で設計するけどなあ。木質設計者のくせに、いまいち木のぬくもりとか意味がわからない私(個人の好みは別)。木造はクリープが怖くて安心して設計できるのは私の場合2間スパン(3.64m)まで。不均一な材料の欠点が色々出てくるので大きな建物での使用は嫌です(最近やってるけど)。
 興味深いのは平日の午後の忙しい時間に50人は軽く超える見学者が集まったこと。設計事務所の人間が多いようでしたがみんな暇???なの??私はレッツノート片手にPHSで物件データを受信し現地で構造検討していたというのに・・・。出先でちょっとした検討ができるようになったのはいいが、やはり事務所と勝手が違う。スライドパッドでCAD入力していると周りに変な目で見られてしまうし効率も悪い。
 でも問題は、今回も金物構法で集成材を使って工場からプレカットを出荷して現場では組み立てるだけ。これでは職人が減ってしまう。別に建てられればいいじゃん!というかもしれませんが、建物の補修ができるか不安です。どんなに頑丈な建物だって傷むことはあります。集成材はノコギリでは切りにくいし、燃えない外壁木材は処分に困る。木を使っているとエコとか健康とかいわれているけど、色々な問題は山積しています。今後の研究に期待です。
 事務所が狭い。あの狭い事務所に6人もいる・・・。待ちに待った増員なのですがやっぱり狭い。でもなんとか仕事できてるみたい。