
さっそく購入し巨大なファイルをダウンロード(ADSLで一時間)し、インストールしてみました。機能が多彩なのですが前のバージョンよりもはるかに容量を食いますな・・・。アクティベーションもあることなので、診断機能やダウンロードセンターを利用しない人は前のバージョンのままでいいかもしれません。
さて、肝心の耐震診断機能を試してみる。一通り間取りや窓を入れたら、「構造チェック」コマンドを実行。ここで耐力壁のある部分に壁を選んで置いていくだけです。わからなかったらワンポイント講座などを読めばある程度構造に関する知識を得ることができるのは便利です。配置が終わったら「簡易構造診断」をクリックし、この建物の立地を選ぶと診断してくれるのです。少しわかる人なら壁倍率の指定や積雪を考慮するかも選択できます。市町村を指定するだけで積雪と基準風速が調べられるので全国各地で構造設計している場合重宝するかも。簡易診断ですが、一応建築基準法に沿った仕様になっています。非常に簡便で良い入力インターフェイスで初心者にもわかりやすくていいと思います。なによりも説明が簡潔でわかりやすいのでワンポイント講座は必読です!
残念なことに、壁線上にしか壁を配置できない仕様は良いのだが、サッシ上にも壁を配置できてしまうのは不便。せめて警告だけは出してほしい。また私の環境下だと構造チェックの印刷ができない(白紙で印刷されてしまうのでもしかしたらバグか固有の問題かも)です。
熟練者には物足りないかもしれないですが、余計な機能をつけずにわかりやすい解説をつけたことは非常によいと思います。