今回の千島列島沖の大きな地震による津波は、幸い人的被害がなく、各地で潮位が上がった程度で終わりほっとしている方も多いのではないだろうか?しかしスマトラ沖の津波を見るまでもなく津波は非常に恐ろしいうえ、予測も難しいのです。今回は幸運にも予想を大きく下回る結果だったわけだが、逆のケースもあります。
 恐ろしいのは、今回、避難勧告などが出たにも関わらず実際に避難した人が非常に少なかったと言う点だ。大地震だったとはいえ、海外だし情報が少ないし、実際日本では震度2程度。安心してしまうような情報ばかりでした。警報が出ていても実感として「大丈夫だろう」と思ってしまったとしても無理はない。のど元過ぎればのたとえ通り、これでは本当に大きな災害が来たときに大きな被害が出てしまう可能性が高い。
 津波は50センチとはいえ陸に上がってしまえば、そのエネルギーは非常に大きいので被害が出る可能性があります。警報が出たら、大丈夫だろうと勝手に判断せずにきちんと逃げましょう。今回は船が大丈夫か?と海にでる車で渋滞したりと平和ぼけしたような動きが目立ちました。
 最近、大地震も起きないので地震への関心も薄れているようです。周期的には東海地震はいつ起きてもおかしくない状況ださい、実際予兆と思われる動きもあります。また直下型地震はほんとうにいつどこに起きるかわかりません。耐震補強したから大丈夫!と思っていませんか?タンスの留め具は外れていませんか?重い物が山積みになっていませんか?いざというときの集合先など思い出せますか?日頃の備えが大切です。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。