風の恐ろしさ

 今日は事務所協会のお世話になっていた方のお通夜。まだまだ働きざかりだったのに非常に残念です。数ヶ月前はすごく元気だったのに。私も体調不良が長いので気をつけねばと感じます。
 九州地方では台風の被害がすごいですね。風の力の強さを改めて実感しました。さて、私は構造計算をやっていますが、木造3階建てがメインです。構造計算では平常時以外の特殊な状態は風か地震や雪なのですが(短期荷重という)、木造3階建ての場合は風で計算が決まることがほとんどです。法律上の地震に対する基準と風に対する基準では風のほうが厳しいことを意味します。たまに「地震に対しての余裕を1.2倍くらいでお願いします」と頼まれるが、ちょっとした狭小の木造3階建てであれば、その程度の余裕では風に対して基準を満たすことが出来ない場合もあります。まあ鉄筋コンクリートなどではありえない話ですが。というわけで構造計算では風に関しても考慮して設計されています。しかしその基準は地域によって数値が定められているだけなので、設計者は形状や立地を考慮して強度を定めなければなりません。また雨戸・シャッターがない家がありますが、このような事態を目にするとやはり必要なものだと感じます。ガラスではちょっとした石でも飛んできただけで割れてしまいますから。
 私も設計していて風に弱いだろうな~と思える建物を良く目にします。一応「揺れますけどいいですか?」とは確認していますが(爆)。土地に余裕がない地域で建てられることが多い木造3階建ての宿命で、そんなに余裕のある建物は稀です。少しでもマシになるように設計したいと思っているのですが。まあ木造3階建ての場合、それなりに設計しても2階建てに比べると揺れるようですが・・・。