以前も書いたのですが、木造住宅の耐震性能を一般の方にもわかりやすいような表にまとめて計算書に添付する、というサービスの格子が大分固まりました。計算ソフトで一方向から解説するよりも、複数の方法を利用して(例えば耐震診断)解説するといいのでは?と感じています。実際の需要はともかく簡単に説明できるようになると、こちらにもプラスになるので作業は遅れていますが頑張って仕上げたいと思います。
しかし、肝心な問題があって頭を悩ましています。主に二つ。一つは一番ポピュラーな「震度~まで耐えられるの?」の質問に答えられないこと、もう一つは耐震性を示す数値が非常にばらつくことです。「震度~」は納得する答えは難しいですが、新築住宅で倒壊する可能性がある地震は震度6弱、6強、7しかなく(それ以前で倒れるのは「欠陥」だと感じています)、その目安をつけるのは単純なようで難しいです。実際人が感じる揺れと震度は比例していないケースも多いし、場所によって揺れはかなり異なります。ただ何らかの基準を示す必要はあると感じています。
もう一つの数値のばらつき。こちらも深刻です。某HPで「違いのわかる耐震診断」という記事を連載していますが、耐震診断でもソフト、方法によって数値がかなりばらつくことが分かっています。これは構造計算でも同じ事です。木造構造計算ソフトも3つ持っていますが、同様に入力しても結構ばらつきがあるのです(計算方法も何通りもあるのも一因)。だからといって複数の入力を常にやるのも不適当だし、そんなことをするくらいなら、手計算も含めもう少し計算精度・設計精度を上げたほうがお客様の為にもなります。実際私の場合、物件、お客様の要望、設計精度に合わせ3つのソフトを使い分けているのが現状です。無駄が多いのは承知していますがこれではなかなか耐震性能を数値化し表現することは難しいです。しばらくは試行錯誤が続きそうです。
構造技術者である前にお客様と直接接する「営業マン」でもあるので、そのあたりは構造技術者とは視点が異なるのかも知れません。構造技術者が「無理です」というのは簡単です。しかしそういった態度ではこの業界も進歩はありません。ある意味構造計算書偽造事件を無駄にするべきではありません。
しかし、肝心な問題があって頭を悩ましています。主に二つ。一つは一番ポピュラーな「震度~まで耐えられるの?」の質問に答えられないこと、もう一つは耐震性を示す数値が非常にばらつくことです。「震度~」は納得する答えは難しいですが、新築住宅で倒壊する可能性がある地震は震度6弱、6強、7しかなく(それ以前で倒れるのは「欠陥」だと感じています)、その目安をつけるのは単純なようで難しいです。実際人が感じる揺れと震度は比例していないケースも多いし、場所によって揺れはかなり異なります。ただ何らかの基準を示す必要はあると感じています。
もう一つの数値のばらつき。こちらも深刻です。某HPで「違いのわかる耐震診断」という記事を連載していますが、耐震診断でもソフト、方法によって数値がかなりばらつくことが分かっています。これは構造計算でも同じ事です。木造構造計算ソフトも3つ持っていますが、同様に入力しても結構ばらつきがあるのです(計算方法も何通りもあるのも一因)。だからといって複数の入力を常にやるのも不適当だし、そんなことをするくらいなら、手計算も含めもう少し計算精度・設計精度を上げたほうがお客様の為にもなります。実際私の場合、物件、お客様の要望、設計精度に合わせ3つのソフトを使い分けているのが現状です。無駄が多いのは承知していますがこれではなかなか耐震性能を数値化し表現することは難しいです。しばらくは試行錯誤が続きそうです。
構造技術者である前にお客様と直接接する「営業マン」でもあるので、そのあたりは構造技術者とは視点が異なるのかも知れません。構造技術者が「無理です」というのは簡単です。しかしそういった態度ではこの業界も進歩はありません。ある意味構造計算書偽造事件を無駄にするべきではありません。