今更ながら構造計算書偽造問題

 今度のフェアで構造計算書偽造を「今更ながら」パネル展示をします。そのため資料集めをしているのですが、資料がないですね。つい最近まで本屋では耐震偽造の本が並んでいたのに、今はコーナーすらない。世の中の関心も次々と新しい事件が発生したため他に移ってしまっているように感じます。ただ実務で構造計算をやっている身では、事件発生前と今ではまるで違う印象で、これからもどんどん変わっていくのだろうなと感じています。
 私の事務所では偽造事件発覚時にテレビ取材を受けて構造計算書について解説したことから、この事件を業務の一環だけでなく他の視点からも見てきました。そのため当時の新聞資料やテレビの録画など大量に保存しています。今、改めてその資料に目を通しパネル案を作成しています。報道の仕方、スタンスもどんどん変わってきていることが時系列に並べた資料を見ていると実感できます。そういえば○研はどうなったのか?などいつのまにか消えていった話題も結構あります。
 この事件では元建築士の公判が始まり、この元建築士一人がすべて悪い!ような感じになってきましたね。偽造事件自体はそうだったかもしれません。しかし見抜けなかった行政、施工者、設計者の問題は残ったままです。また業者・設計者間のやりとりも結局闇の中。法整備は少しずつ進んでいるようですがまだまだの感。少なくとも業界の内情はちっともかわってはいないと感じます。
 そんなこと考えているとパネル作りが遅れてしまう・・・。仕事以外の雑用が異常に多い今日この頃です。