悪質リフォームに気付いて!

 耐震診断の相談に来られる方は、過去に悪質リフォームに知らないうちにあっている方が多い。ただ、申し込み後、まだ工事に入る前に気がついて相談してくれる方もいらっしゃるので助かるようになってきました。最近の傾向は、20~30万程度の少額の工事を狙う業者が増えたような木がします。でも内容は土台に火打ち金物をつけたり、換気扇をつけたり、屋根の一部を補修したりといった「内容的にどうでも良いもの」かつ手間がかからず短時間に作業が終わるものがほとんど。また営業トークも巧妙になってきております。これは語弊があるかもしれませんが、府中市で私が担当したお客で被害に遭った方の8割以上が神奈川の業者さんでした。別に神奈川を悪くいうつもりはなく、ただ遠方から営業は訪れているな、と感じます。もちろん訪問業者の被害がほとんんど(というか全部)です。
 この手の業者のほとんどは、専門的な知識はありません。豪華なパンフレットや、軽妙なトークでごまかしています。ただ建築に関して何もしらない方々には、もっともらしく聞こえてしまいます。
 取りあえず、訪問業者のリフォーム営業にはその場で契約はしないことだけは守って欲しいです。クーリングオフがあるから!などという言葉にのってはいけません。あとで面倒になります。またこじれて弁護士などに相談すると、その代金も高いです。我々は今のところ相談にお金をとっていませんが、こちらも仕事が忙しいし相談にも手間がかかるので防げるものなら、事前に防いで欲しいと願っています。
 もっとも騙される方は高年齢の方が多く、このブログを見ているとはとても思えないのだが・・・。読んで自分の両親は心配だな!と感じたら忠告しておいてくださいな。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。