先は長いなあ

 運が良く私は様々な構造計算書を見る機会に恵まれています。そこから色々学ばせてもらったり、実際構造計算した人に質問してみることも出来ました。しかし世の中の構造計算を行っている技術者は、意外に技術交流は少なく独自の道でやっている方が多いのではないでしょうか?
 そう思うのも、同じ木造の構造計算書(同じソフト)でも使い方がまるで異なるのです。こんな使い方があったのか?とかこれでいいの?とか結構感じます。私のような駆けだしに近い人間でも技量の差を感じることがあります。まあ計算の技術はともかく、設計の質の面において危険な設計だな!と感じるケースは少なく、この国の構造技術者のスキルの高さを感じます。以前、構造計算の再チェックのお仕事で見たときは、明らかに私より技量が上の構造技術者の計算書でした。手計算他で確認して偽造がなく安全に作られていることを確認しました。この作業は自分にとって非常に役に立ちました(もうやりたくないですけど)。
 当然、私の構造計算書も誰かに見られている(知らないところで?)はずなので、どう感じられているのか興味があります。でも知っての通り少ないものでも100ページを軽く超える計算書を、忙しい構造技術者に診てもらうことも出来ず、確認機関(役所含む)の構造担当者に聞いてみることもあります。地道に勉強をしているのですけどテキストレベルの事例で対応できるケースはむしろ稀で、近年は不思議な形(?)の建物の設計に携わることも増え、更に技量をアップさせなければと感じます。