春先から耐震リフォームの仕事を何件も掛け持ちしていたのですが、どれもほぼ耐震部分の補強工事は終わり、ひと段落。耐震リフォームは最初が肝心です。やはり耐震に関して意識が低い大工・職人はまだ多いので、図面渡しただけではきちんと施工してもらえません。勝手な判断で工事されることもしばしば。断固とした態度で臨んでいるのですが、時として気分を損ねたりします。私は個人の感情なんて関係なく、契約で仕事をしているのだからプロとして当然やってもらわなければならないので、職人のわがままに聞く耳を持ちません。「そんなことしたら」「意味ないでしょ」「現場も知らないくせに」などという言葉を聞いたら怒ります。もちろん、先にこちらに意見を聞いて相談してからというのは当然OKですが、こちらの意見も聞かず自分勝手なことをしたらそれは弁解の余地はありません。昔はともかく今の年配の大工(60くらいか)で、こちらの想像を超えるようなすばらしい技術をもった大工など皆無であるし(持っている人はいるけど、そのような方と仕事を出来る確率は非常に低いという意味)、時代の流れに取り残された大工は意外に多いのです。金物も平気で違う金物を使う、つけ方が違う、釘の種類を間違える、頼んでもいない部分を勝手に工事する、などなど。それでも技術もなく合板張ったり、機械でビスを打ち込むくらいしか出来ない若手職人よりは、相当すごいですけど。
もちろん私のように厳しい態度で臨めば現場が、がたつくのは火を見るよりも明らか。しかしそのあたりは、どちらかというと温和な態度で臨む社長と、厳しい私のコンビネーションでなんとかうまくやっています。私一人も心配ですし、社長一人も不安です。将来はわからないけど、今はこのコンビネーションがうまくいっているので良しとしなければ。私が厳しくいくものだから、社長も何もいいません。なんだか損な役回りばかり引き受けているような気がします。
もちろん私のように厳しい態度で臨めば現場が、がたつくのは火を見るよりも明らか。しかしそのあたりは、どちらかというと温和な態度で臨む社長と、厳しい私のコンビネーションでなんとかうまくやっています。私一人も心配ですし、社長一人も不安です。将来はわからないけど、今はこのコンビネーションがうまくいっているので良しとしなければ。私が厳しくいくものだから、社長も何もいいません。なんだか損な役回りばかり引き受けているような気がします。