耐震偽装 罰則を大幅強化

 朝日新聞夕刊のトップの記事が表題のもの。法案を月内に提出するそうだ。設計段階の偽装は建築士法改正で「懲役1年以下または罰金100万円以下」とし建築物の着工後に発覚した偽装は建築基準法改正で「懲役3年以下または罰金300万円以下」とするようだ(すべて3月14日朝日新聞夕刊)。

 こうなると、どこからが偽装であるかの基準が必要になりそうです。最近の騒ぎを見ていると基準を決めることが一番難しいのかな?と思います。

 徹夜明けで朝からハイテンションだったのですが、朝から電話が鳴りっぱなし!様々な問い合わせや打ち合わせで午後にはバテバテ。でも役所からの電話で緊張感が戻る。私の基礎の設計がおかしく、基準を満たしていない、というのだ。それほど信念があるわけではないが、使っている方法は一般的(だと思っていた方法)で、今まで指摘をされたことも無かった部分。しかもソフトで入力したら出てくる単純な部分。もちろんこれまで指摘もされなかったし疑問に思わなかった。入力値が不正に小さい!と指摘されました。まさか!と思って社長と協議。二人ともOKと思っていた部分だったので背筋が寒い思い。しかしソフトの式を分解し、通常のコンクリートの式を当てはめ手計算。役所の指摘では倍くらい足りないといっていたのが、元の計算より安全とでました。これも社長と私別々で検証して両方ともOKでした。
 計算ソフトの計算内容を吟味し、念のためソフト会社に電話をしてみたら我々の考えは正しい、とおっしゃってくれました。しかしソフトは機能的に不十分なので必要と思うときは他の方法でも検討してくれ、とも言われました。確かにソフトの打ち出しだけでは不十分だったのかもしれません。でも普通に考えれば役所が指摘した数値で鉄筋を設計するとは木造ではとても不可思議な設計になってしまうのです。そもそもこういう人間が不正な図面を見てもおかしいとか感じられるのか不思議です。おそらく基準がないので偽造も見抜けないでしょう。
 ソフトが正しいと思っている人も多いかも知れませんが、使い方を間違えたり、入力値を間違えるととんでもないことになります。ですから理論を知らない人に計算する資格はないし、審査する資格はありません。役所はこの計算ソフトの使い方がわからず、打ち出された数値を分解しただけで、こちらを完全に間違いと指摘しました。間違いと指摘するのは仕事なので良いが、それなら根拠を示して欲しい。今回は「うちはこの基準でやっている」の一点張りでしたから。せめて、こういう方法が正しいとか示して欲しい。
 余計なエネルギー使ってバテバテ。今日も残業決定♪