地盤調査の重要性

 近年の建築基準法の改正や、時代の趨勢にあわせ、一般の住宅でも地盤調査を行ってから建設を始めるようになってきています。これは非常に喜ばしいことで、地盤沈下のトラブル等の減少に寄与しています。また「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、地盤が軟弱であるのにそれを考慮しないで基礎の設計・施工を行った場合に建物に不動沈下が発生した場合には基礎に瑕疵があるものと取り扱われ瑕疵担保期間は10年義務化の対象となりました。そのため、万が一のために地盤保証の会社に調査、地盤改良、検査、保証を依頼するケースも増えています。
 ただし地盤調査は絶対ではない(だからこそ保証がある)ことだけは覚えていていただきたいものです。住宅の地盤調査にそれほどお金や時間がかけられないという事情もあり、現在主流になっているのはスウェーデン式サウンディング試験という、簡略化された試験である。基準法の改正に伴い告示1113号でスウェーデン式サウンディング試験を用いた地盤の許容応力度算定法が規定されたので戸建て住宅用の地盤調査法の有力な方法として位置づけられている。
 スウェーデン式サウンディング試験とは、スクリューポイントを地盤に貫入させ、そのときの貫入に必要な荷重と回転数(回転しながら沈めていく)を測定していきます。どんな地盤にも使えるというものではなく、玉石や礫層には使えません。逆にそれ以外にはだいたい使えるので適用範囲は広いともいえます。測定深度は約10mまで。ロッドに付着した土や水分、また貫入時の音によって大まかな水位や地質の推定が可能である。従来は手で回しながら耳で聞いて判断していましたが、最近は機械式が多くなっています。
 メリットは、安価で、住宅レベルの重量の建物の調査では十分な結果がでる、検査が簡略、機械が小さい、などがある。逆にデメリットは、地質の判断が十分にできない、貫入障害物により調査できない場合がある、試験者の経験感覚に委ねられる部分が多く、結果に個人差が出やすい、などがある。周辺地盤の特性や歴史性なども考慮して、場合によっては他の方法と併用して調査するのが賢明である。
 私の場合、手掘りのボーリング(ハンドオーガボーリング)を持っているので、ある程度自分で掘って地質を調べる場合があります。私の住んでいる地域では赤土(ローム層)の出る深さが重要なので地盤調査前にその位置がわかっていると設計しやすいからです。周辺の調査結果や地盤特性を調査する場合もあります。せっかく構造設計しても地盤の適正にあわなければ意味がありません。

地盤調査の重要性」への0件のフィードバック

  1. 具志堅ぺーちん

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    講習会ですか。
    私もいつかは行ってみたいです。
    昨日父から私が住んでいる建物の図面をコピーしてきました。
    OSが98までしか対応していないフロッピーディスクしかなかったので、98のノートパソコンから新しいフロッピーにコピーして、さらにそのフロッピーから私のCDに移しました。
    使えなくなったフロッピーはしっかりバックを取っておいて欲しいです。
    98のノートが使えなくなったらどうするつもりなのか。
    なにはともあれ、これで勉強ができます。
    と言ってもこの図面をド素人の私が見て、はたして勉強できるものなのか心配です。
    予備知識くらい欲しいので今度父から参考書をもらう予定です。

  2. なまあず

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    具志堅ぺーちんさん
    PC-98懐かしいですね。でも当時はこんなにあっさり無くなるとは思ってもいませんでした。ですのでわが家にも2台ほど静かに眠っています。
     最近はCADデータで持っていると同じことが起こってしまうので、どのように次世代に引き継ぐのかを考慮中です。古い図面はスキャナで読み込んで電子ファイル化していますが、さてこれでいつまで利用できるか・・・。