構造タクシー全面改定近し!

 2月ももう終わり。花粉が飛散をはじめ花粉症の方々には辛い日々が始まったことと思います(私も目がかゆい!)
 今年の4月より私の事務所でも久々の構造業務改定が行われるのですが、その全貌が見えてきました。主な改定点は木造構造計算方法の変更(春)耐震等級表示の開始(春)やS造の構造設計の強化(夏)で、例年と比べても非常に「地味」なものです。地味ながら精度と信頼性アップの様々なポイントが織り込まれています。構造に関する不信感を払拭する努力がメインです。
 さて派手な方は私の所属する営業部のほうの改定事項。「構造タクシー」は1年半ぶりに全面改定。簡易振動解析結果が付属したプランや耐震診断と構造計算が一緒になったプランなどが増え、一般の方にも住宅の耐震性能がわかりやすくなりました。性能表示プランも追加予定です。高機能化したぶん、速度は若干落ちる予定です(それでも十分早いです)。
 構造タクシーは確認申請や住宅設計上は実は不要な機能がと必要な機能が混ざっています。構造設計とはまったく異なる次元で開発されたツールなので、設計自体は意匠の建築士が行うこととなります(行った設計のチェックがメインです)。また耐震診断や振動解析は本来法的には必要ありません。しかしながら住宅の性能は「耐震性は大丈夫」といった非常に曖昧な部分を含んでいるのが現状です。構造タクシーでは「説明責任」を果たすべく開発されたツールです。もちろん役所に提出の義務がないが必須である「金物算定」は標準でついてきます。
 実は以前の構造タクシーは非常に不遇でした。金物算定すら理解できない方々からは白い目で見られ(当時は告示1460号やN値法すら理解できない建築士がいました)、金物算定が出来る人からは「そんなサービスいらん!」と言われました。工務店の方々が利用するくらいでした。なので本当は春の改定で無くなるはずでした。しかし構造計算書偽装問題が発生し、世間の目が構造にクローズアップされました。やはりこんな時代だからこそ構造タクシーも必要とされる時代が来る!と思い、ラインナップを増強した次第です。
 もっともブレイクにはほど遠いパッケージングを予定していますので「耐震トレイン」や「ずうバス」と同じく「ネタ」レベルで終わるかもしれません・・・。