この仕事好きでなければ・・・

 病み開けということもあり、仕事に身が入らず今日も遅くまで残業。目の前にやる気のない人間を眺めながらだと余計にそうなります。この仕事(建築)は好きでなければ出来ない、とある先生にいわれたけど、実際そうです。他も同じだと思います。オリンピックの選手を見ていてもそうです。好きだからこそあそこまで追い込んで練習しても大丈夫だし、より上を目指してがんばれるんだと思います。
 私も大阪時代、残業もすごかったし今よりも遙かにハードな生活をしていました。またもっと過酷だったフリーター時代。若さ故に夢を追い続け、朝6時からコンビニでバイトし、昼は電気屋で働き、残りの時間を使って一生懸命勉強し、納豆でも半分に割って食べていた生活。それでも楽しく過ごせました。充実していました。それを思うと、今の自分がちょっと情けなくなります。
 周囲の建築士が一生懸命情熱を注いで、いい家を造ろうと頑張っているのに、一人冷静。構造設計は冷静さと正確さと技術の3本でいいと思っている私のような人間が本来入ってはいけない領域なのかもしれません。この3本を追求する努力はしてきたつもりですが、他が抜けていたようです。これでは仕事に愛情も持てず、出来た建物にも愛着は発生しません。昔、ある建築の先生に「建築に興味がないんじゃない」と見抜かれたときに気付いていればよかったな、と今更思います。今でも本当にこの仕事を選んで良かったかどうか疑問に思えます。最近、体の調子が思わしくない(結構まずい)ので弱気になっているのかもしれません。
 まあ人生まだまだこれからさ♪この年にしてようやく自分がこの業界でやっていける手応えを感じたのだから迷うことはありません。方向はややずれていたかもしれませんが、これから修正すればよし。夜明けはもうすぐ。そして今年も春がやってきます・・・。