震度7でも大丈夫??

 最近、こんな質問を聞くことや、CMを見ることがあります。では震度7とはいったい何なのか?震度とは、気象庁が定めた地震動の強さの程度を表すものです(当然、海外は別の指針を使っている)。震度7は、そのなかで一番強い揺れをさします。
 でも、震度に関しては、過去様々な改訂がありました。1996年までは、体感や被害状況などを元に気象台や測候所の担当が決めていました(なんとアバウトな)。その後改訂され、機械(震度計)で震度が定められるようになりました。
 よって震度6強までは、ある程度客観的なデータが素早く揃うようになりました。今度は、体感と異なることもあるので批判されることもあるようですが・・・。
 しかし震度7だけは様相が違います。震度の最上位に位置し、震度6強を超える地震は「すべて震度7」なのです。ということは、震度7には非常に大きな幅があるのです。そのため震度7で大丈夫!という根拠は何なのか改めて問いたい気分です。もちろん屁理屈をいう人向けに、メーカー等では、阪神大震災と同程度の地震動で、などと付け加えています。しかし、それだから震度7で大丈夫というわけではありません。そもそも地球の地震の歴史に比べれば地震研究を行った期間など、ほんのわずかなわけで、想像を超える地震が発生することもないとはいいきれないのです。
 そもそも、活断層上で亀裂の入る部分の上の建物は、免震だろうが制震だろうが、ほとんどの確率で倒壊します。ですから絶対安全!ということはないのです(下に活断層がなければ問題ないかもしれないが、ないという保証はない)。
 いつのまにか新築では震度7が矮小化されているような気がします。家を耐震化すればすべてOKな訳でもありません。しかし震度7が来る確率とそれ以下の地震が起こる確率はかなり隔たりがあります。震度5~6で壊れないようにすることの意義は高いと思います。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。