自分の住宅が健康かどうか?見ただけではわからないかもしれませんが、結構重要です。耐震診断でも耐震性が心配という意見が多いのは当然なのですが、あと何年もつ?という意見も多く頂きます。住宅の健康と寿命に関しては諸説があり何ともいえません。住宅の建設する技術はめまぐるしく変わっており、現在の技術がどれくらいもつのかも本当のところわかりません。もっとも住宅の寿命が来る前に壊してしまうことが多いのが日本の社会。住宅の寿命を延ばすにはこのあたりの意識を変えることから始めなければなりません。
 定期的に家を検診してくれる制度は建物の善し悪し関係なく是非利用したいものです。欠陥だけでなく、数年も住むと何らかの不具合は発生しても不思議ではありません。早期に対応することが重要です。
 住宅の健康というと耐震診断が有名ですが、住宅の健康は耐震面(構造面)だけではありません。水道管、設備、窓、断熱性、カビ、ほこり等々様々な要素があります。医者と同様に診断するほうも多様な専門分野があります。かかりつけの医者のようにかかりつけの住宅医と専門医が必要だと感じています。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。