ツーバイフォーの良さ

 実際の施工では在来木造しかやったことがないのですが、構造業務でツーバイフォーもやっています。個人的には在来よりも非常に合理的で良い工法だと思っています。もっとも在来の現場を多数見ているので嫌なところを見てしまっているせいかもしれません。
 ツーバイフォーの構造計算をするために計算方法はもちろん、工法の勉強もしました。柱を立ててすぐに屋根を掛けられる在来に比べ、ツーバイフォーは2階の壁が立ち上がるまで屋根が取り付けられません。この点が非常に不安で、人がやっている現場をみると構造躯体が雨に濡れた風景が当たり前のように見えます。きちんと乾燥してから施工できれば良いのですがタイミングによっては難しそうです。もっとも屋根を取り付けてから断熱材や内壁を貼り付けるまで時間がありますので、そのあいだに乾かせば良さそうです。しかし万一水分が残っていると気密性が優れているので心配です。
 しかしそれを除けば耐震性も金物の取り付けも在来よりは良さそうです。最近は在来もツーバイフォーに似た面材を利用した設計になっているので両者の差は少ないように感じます。
 最近は耐火構造が出来るようになり、4階建てのツーバイフォーも出来るようになりました。まだまだ日本に馴染んでいるとはいえないツーバイフォーですが、今後も改良を重ね良い物となりそうな期待が持てます。