木造の構造計算

 最近、様々な木造構造計算ソフトで遊んでいる?のですが、様々な疑問点が出てきて、専門書をせっせと読んでいます。本を読んでから専門書、というケースが普通だと思いますが、計算ソフトで出てきた内容を精査して疑問点を解消していくというのも勉強の方法の一つだと思います。なぜなら専門書に書いてある方法のすべてがソフトで対応出来るわけでなく、急ぐ業務の場合計算ソフトだけで対応できるかどうかが、重要なポイントになるからです(といっても結局手計算が必要になる)。
 昨年注目していたのは、限界耐力計算。木造でも制震部材等を利用できる上、事実上不可能だった伝統的構法の新築が(技術的に)可能になったことで、新たな可能性を見いだしました。講習会に出たりエクセルによるソフトを購入したりしたのですが、結局実務で使えるケースは古い建物の制震補強くらいしか使えず現在は挫折状態です。もう少し勉強してみようと思っています。
 今注目しているのは、許容応力度計算の詳細計算法。従来よりも耐力壁の量を減らせられる可能性を秘めています。計算は複雑で計算ソフトもそのすべてに対応しているわけではありませんが、技術的な下地は限界耐力計算よりも整っています。実務では青本(旧方式)での計算がほとんどだったのですが、最近は品確法の関係もあり新方式の標準計算法を利用することが多くなってきたので、詳細計算法も勉強して早く実用化できるように努力していきたいと思っています。