建築事務所が耐震強度を偽造

 千葉県の建築設計事務所が構造計算書を偽造した事件が発覚。建築基準を満たさないマンションが既に施工され、住民が住んでいるものもあるという。そのうち2棟のマンションでは国土交通省などの強度計算で震度5強の地震で倒壊などの危険があるという結果。計21棟が計算書の偽造が発覚しているという。
 方法は極めて単純で、入力シートは正規の入力をしたものを使い、出力シートで別な入力をしたものを使っていたという。現在の構造計算ソフトは、認定されているものは入力・出力に同一記号の認定番号が割り振られる。今回の場合は、入・出力番号が異なっていたという(毎日新聞・読売新聞より抜粋)。
 国土交通省では、17日に今回の偽造とその対応について発表している。
構造計算書の偽造とその対応(国土交通省)
 構造事務所にとって、今回の偽造は入力用と出力用を別々に作らねばならず非常に手間のかかる方法です(本当に面倒です)。なぜ??という気がします。ただでさえ年々、構造設計の価格は下がっており、そんな手間はかけたくないはずなのに・・・。
 同業界の人間として非常に残念でなりません。今後、検査機関の問題等様々議論されていくことと思います。人命にかかわることなので、このような不正は絶対あってはなりません。