建築構造模型の罠

 構造に限らず、模型を作って建築設計の参考にすることは多い。私も勉強用に軸組模型から振動模型まで作っている。実物とまではいかなくても、理解度は上がり、非常に役に立っている。
 しかし模型は所詮模型。大きさ、質感等伝えられない要素も多い。構造に関しても、である。
 模型は実際の大きさより小さく作ってあります。構造の検討で、実際の大きさをそのまま縮小すれば、実際の状況に近いモデルが作れる・・・と思っていたのですが、「平方立法則」というガリレオの発見した原理によると、1/10の模型の場合、圧縮応力度で見てみると現物の1/10になってしまいまうそうです(理由は平方立法則を参照)。これでは、実物と同じ実験をしても結果は異なってしまい大変なことになる。未だ実大実験が重要視されているのはこのような理由かも。
 上の話は「図説やさしい構造力学」(浅野清昭著)
図説やさしい構造力学
の受け売りですが、実際構造の数式を解いていると、いろいろなことが推測でき面白いです。私は文系出身なので高等数学はよくわからないのですが、逆に新鮮です。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。