在来の伏図

 最近、木造住宅の場合、プレカット(工場であらかじめ材木を刻んで、すぐ工事を始められる状態で出荷)が多いです。ですからプレカット図を元に構造計算を行うことも多くなってきました。私の場合7割はプレカット図通りの計算を求められます。プレカットも精度が上がり、とんでもない間違いや?な部分も減っているの助かります。しかし法的な構造計算と合わない場合もあるので、そのあたりのチェックも兼ねて構造計算を行います。
 プレカット以外の場合は、伏図を書きます。結構難しいです。初心者のころは適当に書いて社長に怒られたものです。最近は、大分わかってきたのですが、今度は書くのが怖くなります。なぜなら構造計算を依頼する建物は変なの??が多く、梁サイズや柱間隔が非常にシビアだからです。私の場合、まず概略を頭で思い描いたら一貫計算にかけ、軸力表とにらめっこしながら最適化をかけて計算上の効率的な伏図を作ってから伏図を書き始めます。工務店やハウスビルダー毎に伏図のくせがあるのが結構大変です。効率性を重視する方、値段を重視する方、強さを重視する方・・・それぞれ類型化もできないので、業者毎にカルテを作って対応しています。もっとも工務店もハウスメーカーも様々な勉強をしてさらに良い物を作ろうとしているので、日々進化している場合もあります。こちらも勉強して様々提案しながらやっています。最近は金物の提案や間取りの提案もしています。構造計算だけやっていれば良い時代は終わったようです。