建築のプレゼン

 建築主にどうやって、自分の設計を理解してもらうか?気に入ってもらうか?ということでプレゼン技術が重要視されています。世のアトリエ系建築家は、自分のデザイン力や設計力を建築主にうまく説明出来なければ仕事を得ることは難しいです。幸い私の所属する建築設計事務所は、アトリエ系でもなく、デザイン力を持っているわけでもないので(・・・)表現力に力を入れることも、プレゼン技能もまったくといって良いほど重要視していません。
 私はそんな状況に疑問を持ち造形系の通信制大学に通いました(中退)。そこでは、建築のデザインの勉強はもちろん、プレゼン技法についても学びました。皆仕事を持ちながら通学している方ばかりですが、情熱的で個性豊かな表現力を持っていて驚きました。デザインにも建築にも興味がなかった私は温度差を覚えました。正直ついていけないと。おかげで意匠を捨てて構造一本に勉強を集中できたので今となっては良い思い出です。でもこのとき学んだことは現在非常に威力を発揮しつつあるので、やはり独学だけでなくこういった教育機関は重要だと思っています。
 さて私が最近重要視しているのが、模型によるプレゼンです。大学では、スチレンボード等を使ったイメージ模型が多かったのです。もちろんこういったものは重要だと思いますが、私はスケッチや粘土のほうがしっくりくるのと、予算の問題(・・・)で実戦では利用しません(個人的な研究では使いますが)。パソコンが発達しているのでCADで型紙を書いて模型を作ります。平面立面ができていれば着色も含め2時間程度で外観模型が作れるようなシステム作りが完成しました。細かいディティールに関してはパースや図面で表現しおおまかにつかめるように工夫しました。CADを利用して作る利点は、精度が高いことと、サッシ等の表現が簡単にできる点です。のっぺりしてしまうという欠点はありますが、縮尺を1/150に押さえてかわいく作ることでカバーしています。もっとも私に意匠の仕事がくるとは思えませんが、意匠屋さんから構造と同時に簡易模型の注文がとれるかも?などと考えています。
 現在更に精度が高くなるように研究しています。現在の成果は府中市商工まつりで展示します。見てから「ちっちゃすぎない?」なんて言わないでくださいね!