アスベスト被害について

 子供の頃、テレビのニュースでアスベストという言葉を知った。小学生の頃だろうか?建築士の息子として育った私は少なからず興味を持ち、発ガン性のある恐ろしい物質だと認識していた。しかし当時は、その時点でアスベストは使用禁止で、それ以降は使われていないと理解していた。多分、一般の方も私と同様な印象を受けたのではないか?しかし現状は異なり、また以前に使われたアスベストの除去作業が進んでいるわけではなかったのです。
 アスベスト問題の難しさは、その細かさです。飛散しやすく目に見えにくいため、拡散しているかもわかりにくい面もあります。「飛散しなければ」というテレビの説明も何の意味もありません。
 古い建設現場の写真を調査していますが、古い写真では防火の検査で「石綿吹き付け」の表示のある鉄骨の建物が多いこと多いこと。今後、こうした建物が寿命を迎えるときに本当に怖いことが発生しそうです。
 鉄骨の耐震診断は難しいと聞いていましたが、アスベストが着いている場合、更に難しくなりそうです。実務で診断している方は健康被害がないか心配です。