見えない中身を予測する

 木造住宅の耐震リフォームの場合、図面がないことが多いです。あっても現状とは異なった図面が多いので参考にならないことがあります。それでも真壁(柱が露出している壁)の場合、柱位置が特定できます。筋交いも天井裏から確認できることがあります。しかし大壁(柱が壁内に入っている)の場合、柱位置の特定も難しく、筋交いも断熱材のため確認が難しいことがあります。事実上壁を剥がさないと検査できない住宅もあります。
 しかし、全部剥がす訳にもいかないので、他の方法を考えなければなりません。耐震診断の場合は、まずは平均的な仕様で計算します。本格的な調査になると、筋交いセンサーといった、壁の中の木材の位置を探す道具を使います。壁内には間柱他の違った物も埋め込まれているので細心の注意が必要です。
 基礎の中の鉄筋やブロック塀の鉄筋を探すのも一苦労です。本格的に調べようとすると非常な高価な鉄筋探査器等を利用しなければなりません。といっても劣化は分かりませんので通常は利用することは少ないようです。私も使ったことはありません。あるかないかだけは、一部を壊したり、割れている部分から覗くことによって確認できることがあります。