最近の耐震リフォーム

 ハウスメーカーや優良工務店や設計事務所に勤務している方々にはなかなか理解してもらえないのですが、世の中には一見普通に見えて、実はとんでもない作りをしている建物があります。私がその話をすると「それネタ?」と冷たくあしらわれることもあります。
 さて、住宅の基礎はコンクリートで出来ていて、鉄筋が入っているのは当たり前、布基礎やべた基礎といった形の基礎になっているはずです・・・。
 しかし最近見た物は、2階建ての基礎なのに、フーチング(基礎の底面で、上を支えるため広くなっている部分)が無く、鉄筋も入っていないで完全に割れています。しかも高さは地中も含め40センチしかなく非常に危険な状態でした。当然建物は傾いていました。こんな住宅を取得した方は不幸です。地盤が良ければそれでもなんとかなる場合もありますが、ちょっとでも悪いと傾いたり様々な不具合がでます。
 また、1階部分より2階部分がでている住宅(オーバーハングとかいう)ものは、きちんと補強してからでないと危険です。最近の物件で、本来柱がある部分の柱を抜いて、きちんと補強しなかったため、2階のオーバーハング部分が傾いてきている住宅を見ました。対応を相談され仕方がないので柱を立てて対応しましたが、業者としてこのようなことはあってはならないです。もっともオーバーハング自体、トラブルのもとになりやすいので、出来れば避けた方が無難です。
 技術の向上により、そういったトラブルは少なくなるはずなのですが、今度は職人のレベルの全体的な低下により、違ったトラブルが散見されるようになりました。この続きは別の機会に・・・。