私のように他業界から建築業界へトラバーユした人間にとって、一番悩むのが技術の習得法。私も、学生時代の友達や社会人になってからの友達、先輩で建築の関係者がいないので、かなり苦労しています。ただ昔と違って、インターネット、書籍が充実してきたので、ある程度学ぶことが出来ます。特に構造計算は実践的な書籍も増え、非常に学びやすい環境が出来つつあると感じています。
 しかし、実際家を建てるとなると、本では学べない、経験、実践的技術は必要になります。実践を経験しないとわからないこともたくさんあります。しかし実践を経験するのも時間がかかりますし、仕事の忙しさを言い訳に学ぶことが後回しになりがちです(私だけ?)。というわけで書籍による勉強の他に模型の作製に時間を割くようにしています。

模型で学ぶ 建築構法入門 [在来木造編]

模型で学ぶ 建築構法入門 [在来木造編]

 上は、私が初期に在来木造を勉強した本です。ツーバイフォーも

模型で学ぶ 建築構法入門 [ツーバイフォー編]

模型で学ぶ 建築構法入門 [ツーバイフォー編]

 があります。また、模型全般を学ぶのに

通信講座 「ミニチュアでつくる住まいの模型(入門編)」

通信講座 「ミニチュアでつくる住まいの模型(入門編)」

 こういう通信講座も良いかもしれません。

 最近は、粘土と針金を使って基礎を作ってみたり、模型用桧材を使って耐力壁の模型を作ったり、スチレンボードで鉄骨造の骨組みを作ってみたりしています。紙でみるよりリアルで、かなりわかりやすくなります。最近はCADで簡単に製図できるようになりましたが、造形の感覚、収まりとかは現場で学ぶ前に、模型で整理しておくと混乱せずに済むので、私は面倒でも利用しています。

投稿者 しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。