ツーバイフォーの耐火建築

 数年前にツーバイフォー(2×4造、枠組壁工法)の耐火構造が認定され、木造住宅で4階建てが可能になりました。耐火構造ができるようになったおかげで、駅前の商店街の商店や共同住宅でも木造が可能になりました。
 さて、ツーバイフォーとは、日本在来のものではなく、北米の住宅を日本向けにアレンジして持ち込んだ住宅です。ツーバイフォーは2インチ×4インチの規格部材を中心に作られているから、こう呼ばれています。面で囲まれたさいころのような建物で、耐震性や耐火性に優れていて、日本でもかなり普及しています。
 さて、肝心のツーバイフォーの耐火建築なのですが、仕様を見ると非常にやっかいなものです。もっとも燃えやすい木の構造を耐火構造にしなければならないので無理もありませんが。まず驚くのは内壁。通常の在来木造住宅は、柱の外側に石膏ボードというものを貼り付けて、その上にビニルクロス等を貼り付けています。通常のツーバイフォーもそうなのですが、耐火になると、スタッド(在来でいう柱)の外側に、厚さ15ミリの石膏ボードを貼り付け、その上にアルミ箔を貼り付け、さらに21ミリ!という厚さの石膏ボードを貼り付けなければならないのです。木造の雰囲気は無いな?と思うのは私だけでないはず。他にも燃えないための工夫が随所に見られます。
 でもメリットがあります。通常、防火区域では耐火建築物が要求され、鉄骨造や鉄筋コンクリート造になります。ツーバイフォーなら柱型はでませんし、うまくすれば価格も安価に抑えられるかもしれません。また木造の良さ(この仕様であるのか?)もあります。また仕様を公開しているので、誰でも(講習が必要)設計、施工が出来る点も見逃せません。
 今後、普及するかもしれません。構造計算をする側からすると、荷重が重いので計算しにくいのがネックですが・・・。