構造(木造)を勉強した書籍

 雑誌に続いて、私が構造を学んだ本について。
 色々読んだのですが、結局業務のため、木造がらみが手元に残っている場合が多いです。
 在来木造では「3階建て木造住宅の構造と防火設計の手引き」((財)日本住宅・木材技術センター:絶版)です。通称青本と呼ばれ、やや古い本ですが、記述や考え方が簡潔で、木造構造計算を学ぶのに未だ最適だと思います。現在は「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」((財)日本住宅・木材技術センター)になっています。計算方法が変わったため、これから学ぶ方はこちらが良いかもしれません。現在の木造構造計算ソフトはこの本に準じて書かれているため必読書です。他には「木質構造」(共立出版)は、いろいろなデータが載っている上、構造を勉強していない人でもわかりやすいです。私は最初この本で挫折しましたが、構造力学を学び直してから読んだら非常に理解しやすくなりました。この手の構造実務書を読むためには1級建築士試験レベルの構造の知識はやはり必要なようです。
 もう少し実務的な本は「実務から見た木造構造設計」です。他の本に比べて更に実務的でわかりやすいです。結局一番開く回数が多かった本です。
 どのみち基本的な木造構造が分かっていないと、ただの計算だけに終わってしまいます。現実的にはプレカット図を読んだり、過去の設計事例を見たり、耐震診断で平面図から予測して伏図を先に作ってみたりと、色々やってみました。まだまだ現場でこれから勉強しなければならない点が多いです。
 ツーバイフォーは、工法自体の理解が足りなかったので「図解 実践ツーバイフォーの施工」(彰国社)で工法を理解した上で、「枠組壁工法建築物設計の手引」(工業調査会)で勉強しました。解説書が少なくデータの少ないので苦労しました。
 他には「伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル」(学芸出版社)や「3階建て混構造住宅の構造設計の手引き」((財)日本住宅・木材技術センター)等、少々特殊な工法について学びました。私のように他の業界からの移籍組は人脈も少なく本から学ばなければならないことが多いので、良い本を選びだすより買った本から使い勝手の良い本を使うという方法でスピードを重視し学びました。結構無駄遣いしているような気も・・・。

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