床の高い家、低い家

 私は個人的に1階の床が高い家が好きである。このあたりは好みもあるのでしょうが、大雨の時の浸水や積雪、湿気対策から考えてもある程度高い方がよい。しかしながらコンクリートで囲まれた家の場合、浸水はともかく湿気対策は、床一面に防湿コンクリートを打ったり、べた基礎であったりして地面からの湿気対策に関しては一応大丈夫なようだ。建築基準法にも床高の規定はあるが、防湿コンクリート等を打てば床高は自由なようだ。そもそも地下室というものもあるし、地下室の歴史も長いので、取り立て床が低いことが悪いことではないようにも思えます。
 そのため半分地下に潜ったような建物も増えています。これは好みというより法規制の問題で、建築場所の建物の高さの制限や構造上の問題などがメインで、主にスペースの有効利用、階数を稼ぐため、といった目的によるものです。特に東京等土地の値段が高い地域では仕方がありません。
 しかし、もう一つの問題の浸水・積雪に対しては今を持って床の高さが高い方が有利だと思います。近年の異常気象から、いつどこで集中豪雨が襲うかはわかりません。多少の浸水の場合、床が高ければ床上までこない可能性もあります。
 また、構造上の問題もあります。詳しく書くと矛盾点も出てきて説明に困るのですが、床高を上げることによってコンクリート基礎の高さを稼ぐことができます。コストアップにはなるのですが基本的に強度はアップします。
 でも私が床が高い家が好きなのは、そんな理由ではありません。床を多少なりともあげることで見晴らしがだいぶ変わるのです。だったら2階にあがれ!って言われるかもしれませんが、常用スペースとして1階を使いたいと思うのは自然のこと。床高を上げることによって太陽の光も取り入れやすくなります(あくまで設計しやすくなる、という意味にすぎないが)。というわけで理想は床高の高い平屋住宅です。いつか住んでみたいものです。

0 thoughts on “床の高い家、低い家

  1. ないとう

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    今日は会社の冠をはずした名前で書き込みます。

    構造の方はお取引やお仕事でもご苦労されている方が多いですね。お疲れ様です。

    ところで、実は私も文系で・・。数学とは高校二年以来、オサラバ状態です。
    縁あって構造系プログラムを売る立場になって、困惑の日々です。
    相手の質問(技術的な部分の入り口的内容でも)に答えられない時のむなしさといったら・・・。
    「なにがわからないのかわからない」のは一番つらいですね。
    私よりはるかに優秀で向学心が強いので比較になりませんが、
    着実に構造を勉強されている姿勢を心から尊敬します。