構造トレインNZXを振り返る

 数年前、意匠系建築家との構造設計との打ち合わせが面倒に感じ、やりとりをルール化し、お互いの手間を減らし低コストで構造設計ができるシステムがあれば、と思案を重ねていました。
 約2年前に、インターネットを利用しての構造計算受発注システムを新たに開発し「構造トレインNZX」というサービス名でOEM提供し始めました。全国の建築士とのやりとりが画期的に楽になり、価格も抑え、自分の作業量も減り経費節減にもなる!と意気込んだものです。しかし時代が早かったのか、それとも宣伝が悪かったのか始めはまったくお客がいませんでした。
 新規受注はともかく、既存の取引先の皆様には顔をあわせずに打ち合わせが出来ること、納品が早くなったことが好評でした。半年ぐらいしてから問い合わせが急増しました。
 徐々にラインナップを増やし、顧客も増えて参りました。自分としても、北海道や九州のお客様と仕事が出来るとは思ってもみませんでしたが、今は普通にお仕事をさせていただいています。中にはメールだけで打ち合わせが完了し、声も一度も聞いたことのないお客様もいらっしゃいます。各地方、各設計者によっていろいろな構造がありますので非常に勉強になります。
 システム提供者として、更に使いやすいシステムを開発しなければならないと感じています。ホームページ上で図面が確認できるようなシステムや、更に高速なプランを考えています。実現は難しいですが、構造設計を身近に感じていただくためにはもう少し敷居が低いほうが良いと感じる今日この頃です。