さっそく新ソフトで耐震診断

 今週は耐震診断がたくさんあったので、さっそく購入した耐震診断ソフト(HOUSE-DOC)を利用して他の診断ソフトと比較しながら診断してみました。
 まずA邸。増築をしていて、建物バランスが悪い建物です。まず自分が作成したソフト(なまあず耐震診断)で診断してみました。このソフトの欠点は、図面は自分でCADで作成しなければならない点。チェックが難しい点。そのため時間がかかります。
 次にHOUSE-DOCで診断してみました。操作は慣れてきたので大分早く入力できました。このソフトは、過去に入力した壁や柱の仕様をマウスクリックで参照、取り込めるので、複数の仕様がある建物の場合非常に便利です。じゃないと画面が不親切すぎて大変なのですが、この機能のおかげでなんとかなります。ただグリッドの操作が直感的でないので苦労しました。
 全体的には、なまあず耐震診断のほうが早く入力が完了しました。しかし入力事項をチェックする機能がついていないので、確認はHOUSE-DOCのほうが百倍楽です。記号がわかりやすくなるともっと楽なのですが。
 2棟目のB邸は、地盤が非常に悪い建物で、大工が腕がいいと言う割に、構造的な問題が多い建物でした。HOUSE-DOCの入力はA邸の半分の時間で出来ました。ようやく実用的な時間になりました。もっとも実験も含めまだ4棟目なので、結果的に見れば使いやすい部類なのかもしれません。なまあず耐震診断は改良を重ねてはいるものの昨年の8月に作成したシステムなので10棟以上計算をしていますし、私以外では操作しにくいという大きな欠点もあります。改めて市販のソフトのありがたさを感じます。
 さて診断結果を比べてみるとHOUSE-DOCとなまあず耐震診断はほぼ変わりません。なまあず耐震診断のほうがグリッド入力でなく、各要素を手拾いできるので数値が細かく計算できます。HOUSE-DOCでそれをやると非常に手間が掛かるのでモデル化して入力しています。結果はほとんど変わらないので、今後もモデル化しながら計算していきたいと思います。旧耐震診断を診ノ助(ユニオンシステム)で計算しましたが、A、B棟とも新耐震診断のほうが評点が高くなりました。おそらく旧診断で拾えなかった耐力要素を新診断では拾えるようになったからでは?と思います。
 4月にはHOUSE-DOCを核にして、新耐震診断を本格運用し、現在の新・旧併用診断を廃止するつもりです。ようやくデータや運用方法が確立されてきましたので。現地調査の方法や写真の撮影方法その他改良を加えてより精度の高い診断が実現できるようにしたいと思います。