耐震診断をやっている業者さんは結構多いです。しかし同業者で他人の診断結果を見ることは稀です。たまに見せてもらうのですが統一的な基準でやっているはずなのに基本部分で判断がまったく違ったりすることが目立ちます。出来ればコアな部分(耐震診断マニュアルで記述のある部分)は誰がやっても採点が変わらないことが理想です。
しかし現実的にはかなり診断結果が診断者によって異なるのです。最近、他社が0.6と診断したものを、その耐震診断法の基準で私が再診断したら0.4程度でした。では何が違ったか?他社の採点者は危険とされる2階部分のオーバーハング(1階よりも2階の部屋部分が外に飛び出ている)が広く、更に鉄骨柱一本でそれを支えているのです。当然その部分は簡易診断であろうと減点しなければなりません。
診断者はオーバーハングがあることは知っていました。しかしこのオーバーハングがそんなに危険であるとの認識がなかったのでしょう。診断者の技量が問われる診断でした。
耐震診断は、設計者が片手間で行えるほど簡易のものではありません。日々研究を重ね、現地診断の数をこなさないと正確な診断を出来るようにはなりません。もちろん立派に診断されている方が多いと思いますが。きちんと責任をもって行いたいと思う今日この頃です。
しかし現実的にはかなり診断結果が診断者によって異なるのです。最近、他社が0.6と診断したものを、その耐震診断法の基準で私が再診断したら0.4程度でした。では何が違ったか?他社の採点者は危険とされる2階部分のオーバーハング(1階よりも2階の部屋部分が外に飛び出ている)が広く、更に鉄骨柱一本でそれを支えているのです。当然その部分は簡易診断であろうと減点しなければなりません。
診断者はオーバーハングがあることは知っていました。しかしこのオーバーハングがそんなに危険であるとの認識がなかったのでしょう。診断者の技量が問われる診断でした。
耐震診断は、設計者が片手間で行えるほど簡易のものではありません。日々研究を重ね、現地診断の数をこなさないと正確な診断を出来るようにはなりません。もちろん立派に診断されている方が多いと思いますが。きちんと責任をもって行いたいと思う今日この頃です。