狭小耐震壁施工成功

 今回初めて施工した仕口ダンパーによる狭小耐力壁の施工が終了しました。通常の地震に有効な耐力壁は90センチ幅がないと出来ないのですが、当事務所の狭小耐震壁は45センチ幅で施工することが出来ました。壁倍率的には1.5倍で、筋かいとほぼ同等です。仕口ダンパーを利用しているので免震性能も期待できます。
 大工には「思っていたより簡単に工事ができた」といわれ施工性もまずまず。土台の状況や外壁の状況によりすべての場合に使えるわけではありませんが、リフォーム時には非常に有効な手段となります。
 ネックは価格。45センチの幅の耐力壁のリフォーム工事で10万円以上かかること。現在、更に低価格な狭小耐震壁の開発が必要と思われます。

施工中の様子

 こんな幅狭い袖壁のような部分でも施工できます。

作成者: しろなまず

建築設計やっています。スマホやソフトウェアが好きです。