構造設計一級建築士とは、一級建築士として5年以上構造設計の業務に従事した後、国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う講習の課程を修了(考査あり)したものに与えられる資格で、構造設計のスペシャリストという位置づけです。
修了者累計 | 修了数 | 受験者数 | 修了率 | ||
平成20年 | 6677 | 6677 | 15933 | ※ | |
平成21年 | 8263 | 1586 | 4340 | ※ | |
平成22年 | 8506 | 243 | 1590 | 15.3 | |
平成23年 | 8675 | 169 | 1051 | 16.1 | |
平成24年 | 8869 | 194 | 934 | 20.8 | |
平成25年 | 9137 | 268 | 801 | 33.5 | |
平成26年 | 9375 | 238 | 811 | 29.3 |
※平成20、21年は、2回実施。平成26年までに計9375名の構造設計一級建築士が輩出されたことになります。始めの2年で過去に構造設計を行っていて受験資格があるものは、だいたい受かった(もしくは受験を諦めた)ものとみられ、平成22年以降の受験者数は、減少傾向にあります。平成26年でみれば、修了者数は238名であり、非常に稀少な資格になった反面、受験者数も811人しかおらず、構造設計者の人気低下のみならず、長期的に見て技術者の人数不足に陥る可能性がでてきました。