4月にCLTの実験棟の見学会に行ってきたので情報をまとめているのですが、その備忘録としてこのページを作りました。
いつもの通り、ここの情報を見て鵜呑みにしないように。間違いがあったら指摘してくれると助かります。
・CLTとは?(日本CLT協会HPより)
Cross Laminated Timinated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称で、ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネル。
2013年12月にJAS規格が制定され、JAS名称は直交集成板。2016年4月に告示が制定され、それまで時刻歴応答解析など高度な解析が必要でしたが比較的楽な形で構造計算が可能になります。講習会なども実施予定です。
海外ではヨーロッパを中心に利用が拡大しています。
・CLTのメリット
国産杉のB材ような製材には不向きな材料でも活用できます。国産杉は、CLTパネルとして十分な強度が発揮できるだけでなく、比重が軽く断熱性能が高いのでCLTに適しています。
高い寸法安定性が得られます。
施工がシンプルで、短工期
木なのでRCやSに比べ断熱性が優れています。通常の住宅であれば断熱材が不要な場合もあります。
・CLT材料の規格・サイズ
つくばCLT実験棟では、告示第3079号より、次のサイズを採用している。
・壁パネル スギCLT厚さ 90.15mm
・床パネル スギCLT厚さ210 mm
・屋根パネル スギCLT厚さ150 mm
ちなみにつなぎ梁は欧州赤松集成材のようです。