GLOOBE特設サイト
福井コンピュータアーキテクトの国産BIM、GLOOBEの紹介です。
<お勧めポイント>
・国産なので、国内の作図作法、法規などの整合性が高い
・JWWなどのCADと親和性が高く操作も含め移行しやすい(JWWのマウス操作で拡大縮小などができる)
・ユーザーインターフェイスが丁寧に作られていて
・国産のBIM関連ソフトと連携確認がされていて安心
<ここはちょっと>
・IFCが独特?(単純にGLOOBEのせいとは言い切れませんが、他社データを読むと一番気になる)。
・非常に重い(軽快さを求められる画面拡大や移動などが遅い。処理速度が遅いわけではない)
・入力が意外とまどろっこしい(あくまでVectorWorksやiARMやArchiCADとの個人的比較)
・アイコンが異常に多く覚えきれない(慣れても嫌です)。
<買い方>
まず体験版で試してみましょう。無料でWEBページからダウンロードできます。30日間利用できます。
年間契約のみになったようです。年間使用料金を一括で払うか?分割で払うか決めます。申込みはWEBから行います。しばらくして(一日後くらいまで?)内容確認の電話が来ますの内容を確認します。
口座振替の場合、そこそこ時間がかかるようです。一週間くらいで、IDなど必要な書類が送られてきて使えるようになります。
すぐ使えないの?と思うかもしれませんが、試用ができますので、IDが着くまでも使えます。万が一試用期間が過ぎてしまったら・・・交渉してみましょう。試用版から製品版にアップグレードできますので心配ありません。
分割がお勧めです。手続きが自動更新してくれるそうです。分割でも年単位の契約となります。
<使用パソコン>
少なくとも現在一般的に売られているパソコンでサクサク・・・という動作を望むのはGLOOBEでは無理なようです。Core i7 +SSD+メモリ16GB+中クラスビデオカードでもサクサクとは動きません。一見悪いように見えますが、小規模から中規模の物件の動作に関しては、スピードがそれほど落ちません。また画面の拡大、縮小といった動作のもっさり感がサクサクからほど遠いのであって、全体的な速度はそこまで遅くありません。ゼネコンでの利用例もたくさんありますので、大丈夫そうです。
逆に小規模物件で運用するには、市販パソコンレベルでも問題ありません。メーカー推奨は、Core i7以上のCPU、8GB以上のメモリ、ビデオボード必須(1GB以上のメモリ)だそうです(最低)。なのでそれなりに高価格のパソコンが必要になるのはいうまでもありません。小規模住宅などで運用するならば、逆にそこまでのスペックは必要ありません。Haswell以降であれば、Core i5+4GB+オンボードビデオでもとりあえず仕事はできます。私が動作確認した中では、Lavie Z(Core i5)でメモリ4GB+オンボードでも、入力、修正などは若干ストレスはたまりますが、小規模住宅であれば、案外実用的な速度で動いてくれました。メモリはやはり8GB欲しいところですね。デスクトップであれば、Core i5+8GB+オンボードビデオ+SSD・・・これだけあれば私には十分です。もちろん物件の大きさ、やる目的などで大幅に変わってきます。OSがWindows10になれば状況も変わると思います。第6世代のCore i7も発売されましたし、ビデオカードの相性もあります。
パソコンの知識があるなら、まずはCPUやメモリ重視で購入し、後からビデオカードを買う!というのも良い選択だと思います。スピードは人によって感じ方がまったく違うので、本当なら実際に使っている人のパソコンを使わせて頂いてから、どの程度のスペックにすれば良いか?を考えればいいと思います。
<記事>
・GLOOBEは木造で使えるか?