HOUSE-ST1での深基礎設計

KIZUKURIを使った後に、HOUSE-ST1を使うと基礎が楽ですね。整形な建物だと無敵です!!しかしHOUSE-ST1にも弱点があって、複雑な形状の計算は難しいのです。

特に土圧を受ける深基礎などはお手上げです。もちろん荷重などは計算できるので楽には変わりがないのですが。少々の段差なら経験で・・・ですが、1m近くになってくくると通常の配筋で大丈夫か?不安になります。またそれが取り付くスラブも・・・です。

やはりここは構造計算で!!と思い周囲を見てみると・・・RCチャートとExcelの組み合わせが多いですね。なまあずは、RCチャート+カルキングでした。もちろん単純なので、Excelだけという方も多いです。最近はチャート1枚という手抜きは通らないご時世なので、ExcelやWordで説明を加えています。もちろんDocuWorksなどで追記ということも多いです。

なまあずステーションでダウンロードできる「もくツール」の時期バージョンには深基礎の設計を追加する予定です。基本部分はHOUSE-ST1で計算し、部分深基礎を追加計算書として添付するためのツールです。ちなみに構造システムのKT-SUBでは地下外壁の計算というズバリなツールがあるため、面倒な方はこれを使ってみるのがいいかもしれません。

 

WALL-1

はい。WALL-1を導入しました。これで完全に壁麻呂とお別れです。壁麻呂も良いプログラムでした。HOUSE-WLやWALL-1よりも優れたところも多かったですが切り替えました。

壁式鉄筋コンクリート造の構造計算ソフトはどこも正直中途半端なものばかりです。通常では応力図すら出力しなかったり、断面リストもねえ・・・。CADとの連携機能がなかったり、部材の計算が根本的な部分もなかったりと。買った状態でだいたい計算できる木造構造計算ソフトとはかなり違います。なので買ってから面食らうことも多いと思います。

なまあずソリューションでは、HOUSE-WLやWALL-1対象の手引きの作成を開始したようです。私が開発した壁式RC造の補助プログラムも公開予定です。本来はメーカーが積極的にやっていって欲しいところではあるのですが、やるどころか、何が抜けているかもホームページやカタログにもあまり明記してありません。まあ技術者なら当たり前ということなのでしょうが、もう少し親切でもいいような気がします。

WALL-1やHOUSE-WLを買う場合は、二次部材ソフトKT-SUBを買うことをお勧めします。このソフトでスラブや小梁のデータを転送して自動的に計算してくれます。別にチャートシリーズなど持っていれば、手入力でやればいいのですが、ない場合はやはり持っていた方がいいと思います。ちなみに地下外壁のプログラムも入っているので、HOUSE-WLやWALL-1で地下室を設計したい場合は便利です。壁麻呂を利用するとき、チャートシリーズで計算するのと同じ要領です。そんなところは真似しなくてもいいのにねえ・・・。

二次部材へのデータ転送(HOUSE-WLからKT-SUBへ)

こちらもマイナーな?(失礼!)組み合わせです。壁式RC造構造計算のHOUSE-WLからKT-SUBです。KT-SUBといえば、チャートシリーズのライバル的存在で、個別に計算する2次部材等の構造計算ツール集です。といっても実際は、構造システムの一貫構造計算ソフトBUS-5と組み合わせて使っている人がほとんどでしょう(なのでそっちは割愛)。

HOUSE-WLからKT-SUBは先ほどのストラクチャーのケースに比べると驚くほどスピーディーです(ユーザーからみたらスピーディーなほうがうれしい!と言うかもしれませんが、どちらも始めて触ったなら手軽で快適♪と思えます。比較しているから感じるのです)。

部材の指定はHOUSE-WL上で手軽にできる

部材の指定はHOUSE-WL上で手軽にできる

まず一貫計算が終わったら、HOUSE-WL上でKT-SUB転送データを指定できます。部材をマウスでクリックするだけで指定できます。同一ソフトでできるのは非常に良いのですが、なぜか「基本データ」の項にメニューがあります。それだけならまだしも、実際の変換は、「ファイル」メニューの転送データ作成で作ります。なんでメニューがこんなに離れているんだろう??と怒りを覚えますが(1回説明書を見ないとわからない。もちろんデータ指定はツリーメニューでもできる)、

KT-SUBで手軽に二次部材計算終了♪

KT-SUBで手軽に二次部材計算終了♪

あとは簡単です。データを作成したら、そのままKT-SUBを起動してデータを読み込んでくれます!!ここは最高に便利です。タイトル名も転送してくれますし、スラブと小梁も同時に転送してくれます。

本来なら連携ではなく、両方持っている場合は、プラグインのように別ソフトということを意識させない仕様が必要だと思います。