DRA-CADの図面比較コマンド

CADで図面を書いていくと、途中でどこを変えたのか?とか不安になります。特に締めきり前だと。でもそういったときこそ、きちんとしたチェックが必要だったりします。

さて、DRA-CADに図面比較コマンドという便利なコマンドがあります。このコマンドもDRA-CADの図面だけでなく、JWWやDWGといったファイルでも使えるので重宝しますね。

DRA-CADを起動して、図面比較コマンドを実行します(表示タブの比較のところにあります)。

こんな感じに2つの図面を選択します。色などは自由に設定できます。無視する属性なんかも細かくコントロールできていいですね。

こんな感じで違う部分を、四角くピックアップしてくれます。便利!!

他にも、各図面の色を変えて重ね合わせ表示する「重合せ表示」や、2つの図面を連動表示する「連動表示」などチェック専用のコマンドが充実しています。それぞれ見え方も異なりますので、うまく使い分けてミスのない図面を作成しましょう。

オーバーレイや串刺し編集といい、このコマンドといい、他のCAD(JWWやAutoCADなど)のファイルを、直接編集・チェックできるというは凄い便利です。編集計はやはり完全な互換は難しいですが、チェックだけなら元ファイルを触らずに済むので安全です。主力のCADを変更しなくても、DRAのこういった機能を使うだけでも価値がありますね。

 

 

DRA-CAD16のトグルスナップの設定方法

DRA-CAD16で、スナップモードをトグルで切り替えられるようになったのに、設定の方法がわかりにくいので解説します。

トグルスナップは、DRA-CADの特徴でもある多彩なスナップモードを、コマンド1つで順番に切り替えていく単純かつ便利なコマンドで、コマンド名は「TSNAP」でコマンドコードは「J846」です。ホームページ等ではマウスの第4ボタンに割りつけると便利など書かれていますが、環境設定の第4ボタンをクリックには表示されていません(結構不親切)。なので、「キーボード割付」コマンドで種類を「スナップ」選択し、コマンドで「トグルスナップ」を選択してから、新しいキー割付を設定します。私の場合はワンキー割付が多いので、「T」を割りつけました。これでTを押せばトグルスナップの設定順にスナップモードが順番に切り替わって便利になりました。またマウスの第4ボタンを新しいキー割付にカーソルを持っていって押せば、第4ボタンに割りつけられます。5ボタンマウスなどを持っている人はこっちのほうがいいでしょうね。私は両方割りつけています。

Tと第4ボタンを割りつけた。

さて、トグルスナップの順番等は、スナップの設定で設定します。順番も変えられるので便利です。私は・・・

こんな感じでシンプルです。他のモードは直接マウスでクリックしてしまうので最低限でいいかな??と思っています。

トグルスナップはCADの効率的な入力を手助けするので自分の癖や好みに合わせて設定しておくと良いでしょう。

フローティング・ウィンドウで生産性が飛躍的向上したDRA-CAD16

はい。今月発売のDRA-CAD16 LEが届きました。私はアソシエイト会員なので自動的に届きます。購入の手間がなくていいですね。もっとも一年に一回アソシエイトの更新をしなければなりませんが。自動で・・・とかないものでしょうか(汗)。まあそのせいで、某ショップなどDRA-CADのバージョンアップが売れなくなるでしょうけど(爆)。

さて、今回のDRA-CADの目玉のフローティング・ウィンドウ。今までタブを切り替えて図面を見ていましたが、それを別ウィンドウに移動できる・・・ただそれだけですが、かなり便利です。特にデュアルディスプレイ下では劇的に生産性が変わります。

ただ思っていたのとちょっと違いました。良い意味でも悪い意味でも。Firefoxなどのブラウザと同様にタブをドラッグして別画面に持っていけばフローティングすると思ったのですが・・・「動かない!!!」。操作はタブの上で右クリックして「ウィンドウのフローティング」を選択しなければならず、若干直感的ではありません。まあ慣れの問題かもしれないのですがドラッグで・・・に変更して欲しいところです。

次にできあがったフローティングウインドウですが、当然リボンメニューは表示されません。あったほうが良い!という人もいるかもしれませんが、おかげで画面が広く使えて良い感じです。ただファイルメニューが残っているのが謎です。また使っているうちにアンドウリドウやピックモードの変更など欲しいという人もでてきます。フローティングはあくまで参考ウインドウで使う、というのが趣旨なのかもしれません。。

フローティングウインドウにはリボンメニュー等は表示されない。アンドウリドウくらいは入れて欲しい。そしてファイルメニューが謎。

若干苦言も書きましたが、作業効率が向上しました。たぶんシングルディスプレイの人は恩恵が少ないと思いますが、デュアルだと絶大です。図面間のコピーアンドペーストも楽ですし、比較しながら見ることができます。特筆すべきは串刺し編集でもきちんと動いてくれること。編集中の串刺し画面はフローティングしないで、元の図面をフローティングすれば、串刺しで編集したものの変更がリアルタイムに反映されていきます。構造図と意匠図を合わせて編集する場合など、本当に感動的な動きをしてくれます!!オーバーレイや串刺しなどを日常で利用する人は特に有効でしょう。もちろん、JWWやDWGファイルも串刺し編集できるので、JWWを日頃使っていて、2枚図面の整合をはかるときのみ、DRAの串刺しで!!というのも十分実用的です。

DRA-CAD16発売へ(2017年11月7日)

建築ピボットより、国産の建築設計・製図CAD「DRA-CAD」の最新版DRA-CAD16シリーズの新発売キャンペーンのお知らせが届きましたのでお知らせいたします。

DRA-CAD16は11月7日、DRA-CAD16LEは11月21日出荷予定のようです。キャンペーン開始は11月1日で、翌年3月31日迄お得に買うことができます。某ショップも準備に入ったようです。

DRA-CAD15シリーズのDRA-CADアソシエイトへの入会期限が10月13日(申込書到着分)となっています。16にアップする予定がある方はアソシエイトに入った方がいいと思いますので、ぜひお忘れ無く!!

さて、機能的には順当にアップというところ。257以上のAutoCADレイヤを自動調整して読み込む機能や、自動的に縮尺を考慮して寸法線を編集できる機能、図面を独立したウインドウにして画面配置可能になり、マルチディスプレイでの快適な作業性、などいろいろです。

相変わらず3次元のほうは真新しいことは少なく、ちょっと寂しいです。3次元モデリングで指定した範囲だけ表示して作業できたり、モデリングデータから立面図や断面図が作成できたり・・・などです。i-ARMが実用的になるにはまだ時間がかなりそうなので、存在意義はあるのですが、今後は?と思うとそろそろ限界??と感じてしまいます。

ちなみに木造に関しては直下率の計算や、多雪区域でのN値計算に対応します。

年会費制になったこともあり、DRA-CADも毎年きちんとバージョンアップしていますが、今年は小幅なアップに留まりました。特にLEは完成度が高く、毎年バージョンアップをする必要を感じるのは、DWG関連のみ、という方も多いと思います。しばらくはWindows10の時代が続くのですからアソシエイトにするか?気に入ったバージョンのときにバージョンアップするか?悩みどころです。私は何でも最新が好きなのでアソシエイトにしましたが、販売店的に(・・・)微妙な感覚です・・・。

DRA-CAD15 plus

今年もDRA-CAD16がでるということかな?DRA-CAD15の機能強化版DRA-CAD15plusが公開されました!!

印刷範囲で分割保存という一瞬??の機能が搭載されました。これは同一図面内に複数の図枠などで作成している図面を印刷範囲毎に図面ファイルに吐き出すもので、結構便利そうですね。納品時とか。

構造関連では開口補強筋の作図機能。毎年この手の機能って追加されますが、使っている人いるんですかね??構造屋さんなら独自で書いてしまいますし、標準図化ってこともありますし。木造では、あの●●●●●と噂の壁量計算関連コマンドに柱と壁の直下率計算が加わっています。まずはツール自体の完成度を高めるのが先かと思いますが、そこも改善されていることを期待します。関係ないけど、HOUSE-ST1HOUSE-DOCにも搭載したほうが良いといっている人もいます(ショップの要望でもありましたね)。

トグルスナップや、SketchUP2017形式への対応などもありますが、全体的におとなしいバージョンになっています。完成度が高かったDRA-CAD15の後ですからね。あとは16が出てからのお楽しみ!!ということでしょう。

 

 

構造設計者のためのBIM/CAD活用

構造システム・建築ピボット、いまだにどちらか間違えるのですが、この資料は構造システムのBUS-6新発売セミナーで公開された建築ピボットの資料です。

同社ホームページからダウンロードできます。建築ピボットのBIM・CADといえば、i-ARMとDRA-CADです。正直真新しいことはありませんが、非常にまとまっていてこの会社が今後どのようにBIM・CADが発展していくと考えているのか理解できます。BIMの活用については大手を除きいまだ流動的といえますので、今後を見据えて読んでみるといいと思います。

ちなみに、DRA-CAD15新製品活用セミナーの資料や、新機能・追加機能概要もPDFでダウンロード出るようになっています。こちらに興味がある方もどうぞ。

 

DRA-CADのPDF読み込み

DRA-CADの美点の1つに、PDFファイルをドラッグアンドドロップするだけで、編集画面にCADデータを展開してくれることです(物によっては読み込めなかったり、CAD化できなかったりはしますが)。アーキトレンドなどの図面をPDFで送られてくることが多いのですが、これも安心して変換出来ます。

そして何よりうれしいのが枚数がある図面も1つのファイルに並べてCADデータに変換してくれます。もちろん設定でページ指定も可能です。このツールがあるだけでも多数の業者から図面を頂いて仕事する場合はDRA-CADを持っている価値を感じます。

JWWユーザーで同じような悩みを持っている人も多いと思うのですが、DRA-CADならCAD化したデータをJWWデータに変換できます。ある意味JWWユーザーこそ、DRA-CADを持つといいのかもしれませんね。

DRA-CAD15体験版

構造システムグループのダウンロードサイトにDRA-CAD15の体験版が公開になりました。

興味のある方はぜひ使ってみてください。最近のDRA-CADは昔と違ってかなり高機能ですし、JWWやAutoCADとの親和性も高まっています。データ変換用に一本あってもいいですし、主力のCADとして使ってもカスタマイズが豊富で使い勝手が良いのでお勧めです。JWWの両ボタンドラッグの操作も採り入れていますのでJWWからの乗換にも適しています。

サブCADとしても、異なったファイルを重ねて編集できるオーバーレイなどの利用や、豊富な法規チェック機能やプレゼンテーション用の機能など、非常に有用な機能が備わっていますので、併用するのもいいでしょう。

私個人は、JWWとDRA-CAD(LE)とアーキトレンドとGLOOBEとSketchupを使い分けています。DRAはサブCADとしての位置づけです。どうしてもファストシステム系は企画段階で有用ですし、構造設計では、意匠屋さんがJWWやアーキトレンドのシェアが高いので、そうなってしまいます。今のところ使い勝手というより、取引先のシェアの問題のほうが多いです。

販売店的には、ここ数年売上げ数が急増しています(メーカー全体は知りません)。特にDRA-CAD12、13は売れましたね。14もソコソコ売れました。15は・・・販売開始したばかりですが売れています。LEの比率が高いのは、3D機能をあまり必要としていないところと、BIMへの移行が不鮮明なこともあるのでしょう。BIMが普及してもCADはしばらくは必要になると思われますので、DRA-CADのような完成度が高く他のCADと親和性の高いものは貴重だと思います。

DRA-CAD15 LEを使っていますが、14LEより明らかに・・・という部分は正直ありません。が、毎年バージョンアップするのであれば、年会費に移行したほうがいいので、単独バージョンアップは若干躊躇しますね。対応DWG,JWW関連は、各バージョンで確実にupしているので、そこを重要視するのであれば、年会費。現状のバージョンで満足しているなら、3~4年OS変更する年を見据えて、バージョンアップを見送るのもいいかもしれません。

 

 

DRA-CAD15 LEファーストインプレッション

ついに届きました。DRA-CADの最新バージョンのDRA-CAD15の2次元限定版です。通常版はとっくに出荷されていますね。11月のこの時期の出荷はメーカー的にも楽だろうし、購入者も冬休みを挟んで実用化できるので、良い時期だと思います。今後もぜひこの時期に・・・といいつつ、それどころではないしろなまずです・・・。

さて、1年バージョンアップが固定化してきて、バージョンアップ内容もおとなしめです。特に3D系では分散レンダリングやi-ARM連携のみで、一般ユーザーが恩恵を受けないです。3Dはi-ARMに移行か?と言われて久しいのですが、まだまだ実用性が低いi-ARMなのでDRA-CADの3Dも一定数の需要はあると思います。

主要部分は完成されたCADと言われて久しいDRA-CADですが相変わらず付属部分は作りっぱなしが多いです。まあその部分に期待しているユーザーは少ないとは思うのですが、新規ユーザーは幻滅するのでそろそろ・・・と思いたいところです。

帯筋文字

帯筋文字

そんななか、文字編集系はそこそこ実用的な機能がでてきます。といっても気に入る人が使う程度ですが。上は帯筋文字コマンドです。面倒な帯筋入力がダイアログでできます・・・ってそれだけです。ただレイヤが固定できるのでそれなりに使えます。あとは呼び出し方法とか工夫があればと思いますが、カスタマイズがウリのDRA-CADですからね。使いたいコマンドだけを・・・と考えた方が幸せです。

 

断面性能

断面性能

ちょっと小さいので拡大してみてほしいのですが、ポリラインで閉じた図形の断面形状を計算してくれます。周長や面積はもちろん、断面二次モーメントや断面二次半径、断面係数や図心など瞬時に計算してくれます。ホームページでは、数値の丸め有効桁数はでていませんが、現在のバージョンでは各桁を指定できます。四捨五入だけか・・・と言う人は、そもそもこのコマンドには向きません。ありがたいのが画面上で確認できるだけでなくクリップボードにコピーできることです。この機能がHOUSE-ST1などに搭載されていればね・・・とか思ってしまいます。3D上でリアルタイムに断面欠損も含めて確認できたりできれば・・・・。意外と便利な機能ですし、建築士試験の構造の問題を作っているときの検算にも便利です。

今回は地味で使う人は選ぶものの、意外と便利な機能が詰まっています。特にアイソメ変形はもう少し詰めてくれると本当に便利ですし、任意座標求積表は、そのままでもかなり便利です。有効換気面積(居室)も若干使いにくいですが、慣れてしまうと非常に便利です。

他にも、他CADとのデータ変換の向上やi-ARMとの連携など興味がつきません。業務をやっているとつい過去と同じ機能ばかり使ってしまうのですが。この時期にインストールして使い慣れて冬休みに新機能を試す・・・そんな感じでいいのではないでしょうか??