DRA-CAD18のアップデート

12月前半に立て続けにアップデートされています。まあ新バージョンでは毎年恒例というところでしょうか?他メーカーと異なり、先行版が夏にでているわけで、バグフィックスしやすいCADなはずなのですが・・・。まあ見た限り致命的なバグはないのですが。

このブログで、LE(2次元版)に絞れば?的な発言がありますが、今年も通常版の売上げが上がっているところみると、世間的にはまだ必要と思われているのだと思います。3DCAD、BIMの普及率も頭打ちであることを考えると(まあ前進はしているんですけど小さな設計事務所ではね)、ちょっとした3DをやるCADって貴重なのかもしれません。個人的にはベクターワークスを推していましたが、私が使っていた頃と違って、非常に高価な3DCADになってしまいましたし。3Dモデリングソフトでは代用がきかないですしね。まだまだ延命しそうです。

DRA-CAD18の新機能「マクロ」どうやって使おうか??

DRA-CAD18(及びLE)がユーザーのもとに届き始めたようです。速度アップしたり、JWW操作の致命的な部分が解消されたりとなかなか有意義なバージョンではあるのですが、カタログを見たら「マクロ機能」が搭載されているではないでしょうか!!夏に発表されたplusにはなかった機能だったので楽しみに?していました。

使うには「補助」内の「マクロ」を起動します。

これですね!!

起動するとこんなダイアログが(マクロ1~3は私が実験で作ったので実際は作らないと表示されません)。

DRA-CADのマクロは、スクリプトなどを使って自動化するのではなく、コマンドを連続で起動していく、というシンプルな物です。上のマクロ1だったら、最初に線分コマンドが起動しますので、線分を描きまくって気が済んだらコマンドを解除すると、直接文字入力・編集が起動するので、文字編集を終えるまで編集しまくってください!!というものです。各コマンドは終了させない限り続くので、作業ルーチンが決まっている人はかなり便利かもしれません。

ちなみにファイルを開くなどのコマンドも登録出来るので、

・ファイルを開く

・何らかの編集をして

・上書き保存

のようなこともできるはずです。

ただし、オプションコマンドはダメなようです。壁量計算系、採光計算系なども(ヘルプ参照)。もくもくぺんは使えた方が良いような気がしますが、意外と制約が少ないので作業効率化を考えて見ても良いと思います。

DRA-CAD18はGDIで速度アップしたというが・・・

DRA-CAD11あたりからDirectXによる描画で高速化とか、64ビット化による高速化とかいろいろあったけど、2Dで高速化の恩恵を感じることはほとんどなかったのではないでしょうか?しかし今回DRA-CAD18ではGDIで高速化・・・という魅力的な内容だったので試してみました。恐らくですが、「GDIをマルチコアで描画」のチェックをONにすると効果があると思うので入れてみました。そしてビューの退避BMP作成をONOFFを比較してみました。ちなみにCore i5-7500 3.4GHz メモリ8GBでHDD運用です。

まず100MBの図面データ(実際に使ったデータをコピーアンドペーストして巨大化したもの)の読み書きです。データ数が162万ですな。DirectXモードでは読み込みが難しいレベルのデータで、読み込みでハングしたり、読み込み時間がかかるうえ、拡大縮小も遅くて実用にはなりません。本来こういうときに威力を発揮するはずなのですが、3D専用なのでしょうか??ちなみに画像を貼ってあると強制的に制限がかかるらしく標準図などで描画が読めなくなります。重い2DではDirectXモードは使うな!ということなんでしょうか?

次にDRA-CAD17 LEのGDIと、DRA-CAD18 LEのGDIの比較。軽量のファイルではほとんど差がない状態でしたが、これだけ大容量だと誤差ではない感覚で差があります。それでも、パソコンの状態で動作が上下するので完全に18が優位という感じはしません(状況によって感じ方が変わると言うこと)。JWWで同レベルのものを編集するより楽なのは事実です。住宅設計をやっている限り、2Dでは問題はなさそうです。マウスの引っかかりのようなものが減りましたね・・・。

それよりも両ボタンドラッグでの拡大縮小で、コマンドが中断しなくなったほうが、はるかに快適に感じました。なぜ今まで実現しなかったんでしょうね??JWWユーザーはクセでどうしてもやってしまいますからね。私はDRAのときは自動的にホイールで拡大するようになってしまいましたが(汗)。

ただこの新設定部分もマルチコア部分のヘルプの説明がなかったりしますし、なんだかな~という部分は残ります。まあ大部分の方は興味がないのかな、なんて思います。

DRA-CADのクイックメジャー機能は便利!!

たぶん5年くらい前に実装されたDRA-CADではあまり有名な機能ではないクイックメジャー機能。起動すると問答無用で、クリックした場所のX軸とY軸の寸法が片っ端から入るという恐ろしい機能。階段などの間隔が合っているか?とか確認するときは一発でわかりますね・・・。

別に図面に書き込むわけではなく、表示するだけ・・・という思い切った機能です。非常に便利ですね。このような小技がたくさんあって、使いたい物を選んで使う・・・というのがDRA-CADの良いところですね。

DRA-CAD付属の忘れられた画像編集ソフト

DRA-CADといえば、国産建築CADの老舗だ。長い歴史の中で様々な創意工夫をしてきている。その中で世の潮流から離れてしまったものもあるし、今となっては必要???というものもあります。それらも含めて歴史があるというのだが・・・。

さて、今回紹介するのはDRA-CADに付属の画像編集ソフトDraster2。最近アップデートされているのか?も謎ですがグラフィックソフトを持っていない、インストールしていないときに、最低限の処理ができるので重宝します。

起動すると古そうな感じです。ファイル形式もjpeg、bitmap、tiff、pngのみ(それで十分ですが)。TWAINにも対応しています。背景写真とCADで作ったパースを合成することをウリとしていたらしく、マスク、アルファチャンネル、モンタージュとその手の編集面は充実。明るさや色相の補正なども一通りでき、Windows標準のものよりも使い道が多いです。なげなわ選択なども一通り揃っていて、CAD付属ソフトとしては非常に充実したものとなっています。少なくとも私はこのソフトだけで出先での急な写真の編集なども問題なくこなしています。もう少し改良すれば非常に良いソフトになりそうなのに注目もされていなくて残念です。

パースなどをアルファチャンネル編集も簡単で助かります。

ヘルプが雑すぎてわかりにくい、トリミングがドット単位で指定できない、アイコンが直感的でないなどありますので改良を望みます。CADと画像編集ソフトは併用することが多いので、もう少し改良していって欲しいところです。

Croscope Ver1.3.5 アップデート

久々にアップデートされました。

バグフィックスがメインです。

発売から時間が経ちました。価格的にも機能的にもかなり魅力的・・・と思われたのですが、i-ARM、DRA-CAD LEなどでもそうなのですが、構造システムグループは、低価格ソフト、低価格をウリにしたソフトにこれでもか、と機能を詰め込むクセがあります。それが価格維持のため、といえばそれまでなのですが、必要ない機能まで詰め込み、そのソフトに本当に必要かを煮詰めていないケースが散見されます。また発売時から有用と思われる機能をアップデートしないこともあります。

さて、Croscopeが発売されたときにくらべ、クラウドやスマホ、タブレットの重要性が高まっています。DRA-Viewerなんてタブレット用のビューワもでています。Croscopeはクラウドとの親和性と、スマホ対応が急務です。DRA-Viewerの有料高機能版となれば、誰も文句は言わないでしょう。Croscopeという名前も浸透しなかったわけなので、DRA-Viewer professionalなどという名前に変えてしまってもいいと思います。画像ビューワーとしても有能ですし、画像編集も簡易ながら搭載しているわけで、今のままCroscopeとして売っていくのはもったいないです。もっと売れるはずです。

もっともメーカーが本気にならないのは、CADの変換という意味では、価格が高くてもDRA-CAD LEが好調、という側面もあるのかもしれません。確かにCroscopeが売れるよりDRAが売れた方が良いでしょうから。しかし分野はまったく違いますから、うまく棲み分けたほうが良い気がします。

DRA-CAD18の、JWW操作の改善

DRA-CAD18は11月中旬に発売となります。毎年着実にバージョンアップしているCADがだいぶ減ってきた中、頑張っていますね。JWWかAutoCADか??といわれた時代は遙か昔。今はBIMの普及が進み、今さらCADを買う??と思う方もおおいかもしれません。しかしBIMだけですべて・・・ということは希でしょう。変換機能が優れて、毎年バージョンアップし、最新のOSに対応し続ける仕事道具は絶対に必要です。まあ、CADといえば、AutoCAD互換CADが普及してきたので、必ずしもDRA-CADを選ばなくても良い時代にはなりましたが、JWWからの乗換なら、DRA-CADのほうが良いのは間違いありません。このブログでは他にARESというAutoCAD互換CADをお勧めしていますが、操作以外の日本独自の法対応などを考えるとDRA-CADは第1候補に挙がってきます。

さて、その最新版のDRA-CAD18のアップ内容に、JWW風操作の改善があります。DRA-CADは、JWW風の操作として両ボタンドラッグでの拡大縮小に対応しています。私も最初は便利だな、と思ったのですが、DRAの場合ホイールで拡大縮小したほうが便利な場合も多いので、あまり多用しなくなりました。

というのも、線分コマンドを実行し、始点をクリックした後、ちょっと画面を移動して終点をクリックする場合、JWW風操作だとコマンドが中断してしまって線分が書けなくなります。ちなみにホイールで拡大縮小すれば大丈夫です。これは致命的でDRA-CADプログラマセンスなさ過ぎ・・・と感じてしまいました。それでも癖で拡大縮小のみに特化すれば使えていたので、JWWからの乗換ユーザーにとっては有り難かったはずです。

しかしこの致命的な特色が、DRA-CAD18では雲散霧消しています。線分コマンドで始点を入力してから拡大し・・・という場合もコマンドが継続するので作図を続けられます。

上記機能は、DRA-CAD17 plusでも確認できます。DRA-CADアソシエイト会員は是非お試しあれ!!

ホームページのリニューアルの難しさ

建築ピボットのホームページがリニューアルされ、見やすくなりました。ただ、過去のリンクがなくなっているので、google等の検索エンジン結果から機能の説明に飛べないのが残念。DRA-CADだけみても、説明などが大きく減って直感的にもどんなCADかわかりにくくなりました。あえて誤解を恐れずに言うと、i-ARMのカタログみたいになってしまいました(もっとわかりにくいか?)。多分メーカーの人間やヘビーユーザーはその製品を理解しているから、この程度の表現で良いのかもしれませんが、正直、購入検討者には??となってしまうようです。

特に、

・独自の機能がわかりにくく、せっかくの独自機能のアピールになっていない。

・操作情報など過去にあったものがなくなったのが痛い。ミニ動画などもなくなり、本当に操作が見えなくなった。残った動画も概念的なもので、実務者には不要かと。

まあ、リニューアル作業を優先してコンテンツが後回しになるのはどのページでもあることで、非常に頭の痛い問題です。ただ最初はそう思っていても、日頃の業務に忙殺され追加できない・・・ということは、あるあるなので。せっかくきれいにまとまりのある、わかりやすいページ構成になったので今後も期待しております。

DRA-CADの文字交換コマンドは便利!!

あまり宣伝されていませんが、DRA-CADの文字交換コマンドは便利です。

そもそも標準で付いている例が、しょーもなさすぎるのでスルーしている人も多いと思います。自分で使うリストを作ってみると良いでしょう。

準備は、パレットをテキストに切り替え、適当なテキスト(120床.txtのようなもの)をダブルクリックしてメモ帳を起動して、中身を書き換え、名前を付けて保存(191 金物.txtのように)します。

今回書き換えたのはこちら・・・

木造の金物にしました。kizukuriで出てきた金物の修正用です。

完成したら、文字コマンドの「文字交換」をクリックし、作った191金物.txtを選択。CADの文字列の上で、右クリック(進む)左クリック(戻る)するだけで金物名が変わっていきます!!

これを使えばわざわざ文字コマンドで書き直す手間がいりません。

文字の編集機能は、DRA-CADはピカイチですね。JWWなどでは外変を使わないと面倒な作業も標準コマンドで簡単にできます。数字だけなら、文字アップダウンコマンドもお勧めですが、金物のように特殊な文字列を操作する場合は文字交換がベストです!!

ちなみに図面番号などもS-10とか作っておくと便利ですよ。

 

 

 

 

DraftSightの無料版がなくなるが・・・

私も愛用している無料のAutoCAD互換CADのDraftSight。無料というだけでも魅力ですが、AutoCADを使っていた人なら乗り換えるのの簡単だったこともあり、多くの方に愛用されていました。

が、これほど高度なものがいつまでも無料というわけにはいかず、無償版の提供を終了すると3月に発表されていました。今年の12月31日まで無償版は使えますが、それ以降で使いたい方は有料版で・・・とのことです。

これは仕方がないことだと思います。最新OSへの対応などだけでも労力は非常にかかります。SketchUPのときもそうだったように、いつかは・・・ということは考えて無料の高度なソフトは使うべきです。いつかは・・・は無くなることも同様のリスクとなります。

さて、有料になってもDraftSightの価値は変わらないと思うのですが、やはりどれくらいの金額かは気になりますし、場合によっては使い続けることができないかもしれません。

個人的に悲しいのは、完全年会費制だということ。これは私の考えとは逆行しています。今ソフトウェアを売るためには年会費制への移行が必須だと思っています。ただ、無料から・・・という時期なので一定期間期限無制限のライセンスを作っても良かったのではないか?ということです。まあ初回バージョンだけだと思うのですがね。サポートは常に最新版で、ということが不可能になるとサポート労力が非常に大変になりますからね。

で、一番低価格なStandardは年10900円。意外と安いのにびっくりです。ただ毎年1万円づつ、というのは日本人の建築士ではケチりたい!!という方が多いかもしれません。でも20年間つかっても20万円くらい、というのは安価という他ありません。今まで無料で使っていた人は恩返しで使ってみるのも良いかもしれません。

ちなみに上位版のProfessional版は年21900円。高機能な2DCADです。こちらは機能が大幅にアップしていますが、ちょっと割高ですね。といってもDRA-CAD LEのアソシエエイトが24000円であることから見ても、初期投資がない分、だいぶお得だと言えます。

もっとも無料だから・・・といってインストールしておきたまに使っている人も多かったはず。無料じゃなくなったのは残念ですが、もし無料のCADだけで仕事をやっている人がいたら、そろそろ考え方を変えた方が良いかもしれません。まあ人間も寿命がありますが、ソフトウェアもあります。急に使えなくなるリスクは無料ソフトだけでなく有料のソフトでもありますが、どちらが可能性が高いかは明らかですね。

ちなみに私が推奨しているAutoCAD互換CADのARESは、買ってから1年のサブスクリプションがついていて、それがキレると年1万円です。初期投資がないぶん、DraftSightのほうが安いですが、日本環境へのローカライズなどはARESが上。恐らく年2万円程度のCAD投資ができないと今後は厳しくなってくるのではないでしょうか?と思います。