DRA-CAD18シリーズ新発売へ

株式会社建築ピボットから、国産ベストセラー建築CADのDRA-CADの新シリーズ、DRA-CAD18、DRA-CAD18 LEが発表になりました。毎年着実にバージョンアップを重ね、このようにサポートもしっかりして、毎年バージョンアップするCADは珍しいですね。一時期、過去のCADと言われていた頃がありましたが、今は逆にシェアが増えている感じがします。某ショップの売上げを見てもそう感じますね。

通常版は11月12日、LEは11月19日発売です。詳しくはこちら

さて、新シリーズの目玉はクラウド&モバイル。昔聞いたような・・・というちょっと古いイメージがありますが、ようやく腰を上げたのでしょう。それでもQRコード作成や、クラウドストレージ読み書きなど、出来たら便利だけど、真新しさはなく「当然」の機能が組み込まれます。クラウドストレージ読み書きは便利なだけでなく、他のソフトでも実現しているものもあるので、対応は急務でしたね。

毎年のように高速化を謳いながら、実際ユーザーが体感しにくかったのですが、今度はGDI描画モードの描画速度を高速化するようです。これならだれでも恩恵を受けることができます。果たして体感できるほど高速化するのでしょうか?また繰り返し作業を効率化する「マクロ」搭載・・・なんだか古代に戻ったような強化が行われています。

その他JWW的操作がよりJWWっぽくなる「マウス両ボタン押し」が、ようやくコマンド実行中に拡大縮小ができるようになりました。これだけでもJWWユーザーには喜ばれますし、本当の目玉かもしれません。小出しにしないで一気に対応して欲しいところではありますが・・・。

モバイルアプリ「DRA Viewer」の発表もあり、スマホでのデータ活用にも力を入れていくようですが、あくまでViewerであり、他社に比べると周回遅れ感は否めません。しかし今回でこのようにクラウド、モバイルに方向をようやく切ったことによって、時代遅れ感を回復出来るのではないでしょうか?CADとしての完成度は高く、データ互換性なども評価されながら、「古い」イメージが付いてしまっているのが最大の欠点であるDRA-CADですが、先進の機能をアピールすることでそのイメージを払拭できるか?が今回のバージョンの販売課題でしょう。

毎度苦言を書いていますが、フルバージョンのDRA-CADは、今回も微小なアップに留まっています。スケッチアップの最新版ファイルの読み書きができることが最大のメリット程度になっています。他に伸縮するオリジナル部品の活用・・・そんなに充実した部品を用意してくれるとは思えませんが・・・。さすがに年会費もバージョンアップの割高感が否めません。小手先でやるならやめた方が良い感じもします。そうでなければ、フルバージョンはアソシエイトだけにするとか、LEのオプション扱いにするとか、対応を考えたほうがいいと思います。といっても、何だかんだいって一定数は売れているんだよな・・・フルバージョン・・・。

DRA-CADのアソシエイト(年会費会員)制度も定着し、新バージョンを先行して機能を楽しめる反面、新バージョンの発表が地味になってしまうのですが、今年も堅実な機能アップをしています。年会費を払っても使いたい!ともっと思えるように開発していただければ、と思います。