壁式鉄筋コンクリート造建物の耐震診断ソフト「DOC-WL」で混構造耐震診断

耐震診断を受けているとたまに出てくるのが壁式の案件。個人的には間取りに無理がなければ、多少古くても大丈夫だろうな~と思っていました。だいたい団地っぽい建物ばかりでしたから。しかし最近の相談は多岐にわたり、個人住宅や混構造も増えてきました。

そこで、HOUSE-ST1に対してのHOUSE-WLのように、HOUSE-DOCに対してのソフトを探している人がいるようです。構造システムではDOC-WLが該当します。

操作性などは、元になっているWALL-1やHOUSE-WLとほぼ同じ。両者を持っている人は操作に迷うことは無さそうですし、持っていない人は見た目でどっちか判断できないと思います。価格的にも導入しても良いかな~とは思うのですが注意が必要です。

まず、連携機能は特に明記されていないこと。WALL-1のデータを読み込めると言うことは、HOUSE-ST1の荷重をWALL-1経由で持ってこられることで、木造荷重分を持ってこられるのですが、HOUSE-DOCとは互換性がないこと。また似ているのに、HOUSE-STから直接DOC-WLには荷重をもってこられないこと(メニューで確認しました)。

そして小規模の建物はリファレンス的な構造が少なく、難易度が高いこと。特に形状が複雑な物が多い個人住宅は、個人的に無理と思ってしまう建物が多く存在しています。ソフトがあれば、補助にはなりますが補助にならないほど・・・ということも多そうです。

ただ混構造や壁式の問い合わせは近年激増しているので、お手すきな方はチャレンジしてみてくださいな。私はしばらく時間が足りなそうで無理です・・・。

ご購入は、なまあずショップ楽天市場店にて♪

災害対応住宅としての混構造のすすめ

台風19号を待つまでもなく、台風15号の被害も大きく、ビルダーさんからはさっそくいままで相談もなかった耐風等級2の相談が。地震に比べて風はガラスが割れたり、雨樋がやられたり、屋根が剥がれたり・・・ということで、ただ風圧力を増やして検討すれば安全な建物が建てられる・・・といった類いのものではないと思うのですが。そのうえ、洪水などにも強い家は??などと無理難題をおっしゃる・・・・。

そんななかでお勧めしたいのは、1階を壁式鉄筋コンクリート造にし、2階を木造として混構造住宅。

それならRC造2階建てで良くね?と思うかもしれませんが、鉄筋コンクリートは重いので、2層にするとかなりの確率で地盤改良・杭基礎になってしまいます。また地盤改良・杭基礎になった場合の費用も上がり気味です。

その点1階RC造2階木造は、適度に軽いですし、1階はRC造なので水に浸かっても躯体は安心、流される心配もほとんどありません。また2階は実質木造平屋なので、スパンを飛ばせるので、広々した開放的なリビングを作ることができます。もちろん地震にも強いです。風にも全体重量が重いので比較的強く作ることができます。

欠点としては構造設計しにくいことと、サッシなどが、RC部分で使えるものが木造ほど多くないことなどあります。今後も異常気象は減らないでしょうし、床上浸水が心配な地域では、浸水する可能性は0ではないわけで、このような混構造で作っておくというのも良いのではないでしょうか?

そーなると、構造計算しなければならないのですが、幸い混構造の中でも壁式RC造と木造の組み合わせは意外と簡単です。構造計算の中で一番習得しやすいのは壁式RC造だからです。そして木造部分は平屋同然なのでこちらも簡単です。あとは混構造的な経験と知識ですが・・・それも鉄骨と木造の混構造に比べて100倍簡単です。

そして、お馴染みHOUSE-ST1とHOUSE-WLの組み合わせなら、荷重を簡単に持ってこられるので手軽で簡単ですね。価格は2本分なので高いですが、混構造の構造計算の外注費って高いですから、2件くらいやれば元が取れますから。

HOUSE-混構造パックは、HOUSE-ST1とHOUSE-WLのセットで、価格も一本ずつ買うよりお買い得です。なんとか50万円を切る価格も魅力です。なまあずショップ楽天市場店で購入の方には、漏れなく特典がつきます(期間限定ではありませんが、突然終了になる場合があります)。混構造をお考えの方は、是非このセットをご購入ください。

STRDESIGN V16.2Aとレベルアップキャンペーン

若干、トラスなどの大型対応版が遅れましたが、2月2日にV16.2Aがリリースされました。2月1日から3月25日まで、大型対応版レベルアップキャンペーンを実施しています。ストラのキャンペーンは短いので購入したい方は素早い検討でお願いします。大型対応版新規購入かバージョンアップは10%OFF、通常版購入・バージョンアップは5%OFFです。基本的に値引かないソフトですので貴重な機会です。

木造トラス屋根に対応した貴重な木造構造計算ソフトです。非常に完成度の高いソフトです。過去に10万円台で安価な構造計算ソフトとして売られていた頃と次元の違う価格設定は、それだけソフトウェアに自信を持てる内容になったからだと思います。価格を度外視したら、一番に購入を検討したい木造構造計算ソフトです。

 

HOUSE-ST1とHOUSE-WLで混構造

最近、記事を書いたので、感想など。

木造構造計算ソフトのHOUSE-ST1と壁式鉄筋コンクリート造計算ソフトのHOUSE-WLは、連携できることで有名です。しかしながら意外と使っている人は少ないです。理由は両方持っている方が少ないからでしょうか?なまあずでは、混構造はkizukuri+壁麻呂だったのでね。WALL-1を導入したので現在使用感などチェック中です。

手順としては、HOUSE-ST1で上階の入力を行い計算(保存してそのままにする)。

HOUSE-WLで下部の入力を行い計算。

HOUSE-ST読み込み

HOUSE-WLで「HOUSE-ST1荷重データ読み込み」を実行

ダイアログ

作業パスフォルダがあっていれば、自動的に対象ファイルが指定されます。あとはパラメーターを設定(通常は自動)します。

追加荷重が加えられる(クリックで拡大)

HOUSE-ST1の荷重が任意点追加重量で追加されたことがわかります。各柱の軸力が鉛直荷重として加算されています。

応力図(追加前)

HOUSE-ST1の追加荷重が入る前の応力図

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HOUSE-ST1の荷重が入った後の応力図。木造平屋を載せているだけなので、大きくは変わりませんが、応力が変化していることがわかります。

HOUSE-ST1とHOUSE-WLの連携は、HOUSE-WLでHOUSE-ST1のデータを自由に選べない代わりに、HOUSE-ST1で一切の変換作業が要らないという手軽な部分が魅力的です。単純な連携なのですが、もし木造部分の荷重が変わっても、すぐに荷重を変更することができるので、ギリギリまで木造部分をいじっていても、迅速に壁式RC部分の計算書を出力出来ます。問題は、HOUSE-ST1とHOUSE-WL両方買うと定価ベースで50万を超え、なまあずショップ楽天市場店のHOUSE-混構造パック なまあずエディション2016でも、436320円(税込・送料込)と高価なことでしょうか?ただし、STRDESIGNの場合、本体が336528円、混構造オプションが378000円とキャンペーンでも70万円行ってしまうわけですから、単体利用できることも含めれば、いいのかな??とも思ってしまいます。それにしても構造系のソフトは高い・・・。