建築知識12月号が???「建築基準法キャラクター図鑑」

建築知識2017年12月号

ネットで話題になっている建築知識2017年12月号です。定期購読なので毎月みていますし、マンガ企画は近年多いのでまたまた~と思いながらページを開いてみると・・・・。

はい。見る人によって評価が変わると思いますが、高いお金を払って定期購読している方々は、眉をひそめる企画だと思います(あくまで私見です)。まあ昨年もマンガ・・・でしたからね。建築知識=マンガというのは別に今に始まったことではありませんし。

要約すると、建築の基本的な知識を学ぶために、擬人化したマンガのキャラクターを使って説明するという、比較的「ありきたり」な企画。書店を徘徊すると結構散見します。ただそれらに比べると非常に「完成度が低い」(絵のクオリティではない)のが問題です。マンガキャラクターとその説明内容が頭の中でつながらない。その周囲に書いてある説明を見てようやく「ああ!」とわかる程度。中には理解に苦しむ部分もあります。また絵を描いている人がバラバラで表現もバラバラ。キャラクター数が多いので仕方がないかもしれませんが、ちょっと読みにくいです。正直。

たぶん、年末の慌ただしい時期に、ちょっとでも頭を休めて楽しめる企画を!!ということだと思います。その意味では十分物議は醸し出しましたし、話題性もありますし、頭の体操にもなりました。そしてそこそこ売れているようですので、目的は達せられたのではないでしょうか?

建築界での専門書に該当する月刊誌としては、ちょっと寂しい内容です。若い人やこれから建築を目指す人がどう感じるか?が不安です。また肝心の学習効果があるか?は疑問です。まあいろいろ試す時期になっているのは確かで、本を本当に読まない人たちが増えているのも事実ですので、このような試みはあっていいと思います。あまり過剰に反応せずにこれからも建築知識を見守りましょう。

建築知識のバックナンバー集め

建築知識といえば、建築設計の雑誌として非常に長い歴史のあるものです。最近の迷走ぶり?は至る所で取り上げられていますが、これも時代の流れで仕方がない部分もあります。

というのは、過去の建築知識はいろいろありますが、非常に内容の濃いものでした。私も以前、人の事務所で閲覧させてもらって感じました。いつかは集めるぞと思っていました。

昨年、自宅に書庫を作ったので、入れる場所は整いました。ということで最近集め出しました。主にパシリオユースさんを利用させて頂いております。

今年集めたのは、1977年~1982年です。6年72冊です。第一期でここに狙いをつけたのは、新耐震導入前後の激動の時代ということと、構造計算でコンピュータを使い始めた黎明期ということと、そこが現在入手しやすい一番古い時代だということ。できれば私の生まれた1975年くらいまで最低でも集めたいです。もちろんその前も。ここからは先輩たちの書庫を狙って??頑張ってみます。

来年は1983~1990あたりを揃えようと思います。また余裕があれば建築技術や新建築など幅を広げていこうと思います。

BX-1(キャノン)

1977~1981の建築知識を深夜に読んだのですが、色々と考えさせられることがありました。特集は秀逸です。新耐震に切り替わるころなので、構造計算のネタが豊富です。大々的な改訂だったことは知っていましたが、ここまで雑誌で特集されているとは思いませんでした。現在、構造計算は複雑になりすぎました。基本的なことは同じなので、この頃の資料から入ると学びやすいと思います。

新耐震になり、二次設計が始まる頃は、一般の設計事務所でもコンピュータによる解析ができるようになった時期と重なります。私の父が始めて導入した構造計算用のコンピュータはキャノンの名機BX-1です。

BX-1

BX-1

はい。広告に載っています(たぶんモデルチェンジ後)。CX-1はCRTが付いていますが、プリンタは別売だった気がします。その点BX-1は一行コンピュータでしたが、プリンタ内蔵で省スペースでした。内蔵ベーシックは使いやすく、小学生(高学年)の私がプログラミングの勉強するのに十分でした。印刷系のプログラムで遊べるのが良かったですね。もっとも、その頃はとっくに現役からBX-1は退役して私の玩具になっていたのですが(汗)。

当時の記憶として、父がBX-1を酷使しており、一行のディスプレイの「ラーメン」と小学生でも読める単語が出てくることに興味を持ちましたね。それが構造計算、というものを始めてみた記憶でした。食べるラーメンと勘違いしていました(汗)。

新耐震が普及する時期とコンピュータでの解析が一般の事務所で行われるようになった時期が重なっていたんですね。マウスもなく数値入力しかできない時代でしたが、それでも画期的で効率的でした。残念ながら当時の計算書は残っていないので、見ることができませんが、興味があります。

建築知識のバックナンバー収集

昨日、建築知識の1977年~1981年が届きました。現在、建築関連の古書・雑誌を集めています。旧耐震~新耐震付近のものや、建築基準法施行時のものを探しているのですが、意外と少ないです。建築知識は比較的揃えやすかったので、今回思い切って五年分を書庫にいれました。現在、私の手元にある2000年代の建築知識と、1995年くらいからの親の建築知識の残りも合わせても、まだまだ足りないのですが、徐々に揃えていこうと思います。幸い新しい年代のものは、オークションで比較的手に入れやすいので安心です。問題は1976年以前のものです。私が生まれた1975年はもちろん、あと10年くらいさかのぼりたいのです。

その当時の雑誌だからこそわかることはたくさんあります。今回もちょっとしか見ていませんが、非常に興味深い記事が多いです。ネット上で語られていることの裏付け資料にもなりますし。古い建物の調査だけでなく、法解釈や通例に関しての原点的なものもあったりします。意外にも非常に役に立つものです。今回届いた五年分も時間をかけてチェックしていきたいと思います。

将来的には私設図書館のようなものに発展できたら、と思っています。もし建築知識だけでなく、古い建築系雑誌をお持ちの方で処分をお考えの方、ぜひご協力ください。