トラスの設計完了(テックワンP3プラス)

とある公共物件の木造の屋根を、トラスを使って設計。使用金物はテックワンP3プラス。弊社では2棟目の物件。

施工は夏以降だと思われますが、スパン7.4mとあまりスパンが飛んでいない高強度木材であれば、単純梁でもできそうなプラン。

しかし運搬に難があり、木造であろうと鉄骨造であろうと長い部材の運搬に向かない物件。

そんなわけで、トラスを選択。テックワンP3プラスなら、現地で簡単にトラスをくみ上げることができるので、長い材料、くみ上げたトラスのような運搬しにくいことはありません。

運搬を考えてのトラス提案というのもありだと思います。10本のトラスを使用します。スパンは短いけど、横長なので結構広いのです。

テックワンP3プラスといえば、構造システムで連載タイプの講習会が開催されていますが、うちの木造担当Hも通っております。その講習の最終回は来週ですがパソコンを使って直接FAP-3やMED-3を使って計算実習するそうです。金物メーカーと構造計算ソフトメーカーが組めば、このような素晴らしい講習会ができるんですね。すぐに定員に達したのも理解出来ます。

FAP-3やMED-3といった昔の仕様を引きずった構造解析ソフトは操作の癖も多く、敷居が高いのも事実です。しかし実例をやりながらの講習は非常に良いと感じます。

現在、狭小住宅で使えるおもしろいトラスの使用方法を考案中です。こちらも案件があれば投入したいです。細長の狭小住宅ではぴったりなんですがね・・・。

 

MED-3 Ver3.0.0.6

MED-3単独でアップデートされました。8月以来のアップデートで、意外にも結構改良されています。

木造関連では、テックワンP3プラスの検定の変更がどのような影響を及ぼすか?興味があります。

新なまあずステーションの2コース無料公開について

なまあずショップの会員制サービスである、なまあずステーションが2014年11月に生まれ変わりました。既存ユーザーは移行中(移行がまだのかたはお急ぎください。12月に旧サイトは終了になります)で、新規会員は11月購入分から新サイトへご案内しております。

さて、新サイト設立記念として、「DRA-CAD」と「木構造解析導入講座(テックワンP3プラス)」の2つのコーナーを期間限定で無料公開することになりました。期間中、会員・非会員問わずアクセスできます。両コーナーとも製作進行中であり、まだコンテンツが少ないのですが、なまあずステーションの概要は理解していただけると思いますし、有用な情報もあると思います。ゲストアクセスの方法は、なまあずステーション内の11月12日のサイトニュースをご参照ください。

なまあずステーション公式ホームページ

テックワンP3の施工性

今回、Guwuで初めてテックワンP3を利用したのですが、先週無事に上棟しました。金物工法の良さを改めて感じましたが、他の金物工法に比べて決定的な優位性は感じられませんでした。逆に他の金物工法の施工経験や設計経験があれば、苦もなく施工できると思います。今回はSE工法の経験のある棟梁や施工会社の方々と一緒にやったので、特に大きなトラブルもありませんでした。現場指示はこちらでしなくても大丈夫だったので、上からずっと眺めていました。パラパラ写真にしてまとめた動画をyoutubeに上げています。

それでも在来工法だけしかやったことがない施工店だと結構苦労すると思います。アンカーボルトの位置、土台・大引きとアンカーボルトの干渉、施工手順、ドリフトピンの打ち方、etc・・・写真やビデオを多く撮りましたので、現在検証中です。

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SE工法に比べてピン数は多いものの、細いので施工はかなりやりやすかったと聞きました。数か施工性か?というところでしょうか?またクレーンで部材を運搬して空中で取り付けを簡略化していたので今回は良かったのですが、敷地が狭かったり人手だけでやろうと思うとかなり苦労します。柱は簡単に自立しますが、今回は階高が異常に高いの心配していましたが、こちらも自立して施工は可能でした。今回ホールダウンは一部に汎用のものを使いました。金物工法では意外な方法ですが、平屋程度ですとこれは悪く無い選択です。元々数も多くありませんし、設計に無理がないからです。2階桁を取り付けた後、1階桁を・・・というのは避けた方がいいかもしれません。出来そうですがスペースなど考えてからやらないと無駄な手間が増えそうです。ピンの入れ忘れなどのチェック方法も課題です。

 

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同日中に屋根下地も作りました。今回はLIXILのダントツルーフパネルを使ったのですが、こちらは施工性がイマイチ。だけど短時間で屋根下地と断熱材が同時に施工できるんだから、多少の問題は・・・と感じました。実際施工している職人さん達の話を聞いていると評価は二分していました。今回、この施工が初めての方が多かったこともあるので、経験積めば問題なさそうです。それよりも短時間(午後の数時間)で施工が完了したことに驚いていました。そして翌日雨が降ったのですが、まだルーフィングなどなくても雨漏り一箇所もなし!意外で現場からも驚きの声が聞こえてきました。この屋根のおかげで上棟式も屋根付きで行うことができました。途方もなく高額(今回使ったのは140のほう!)。また棟梁より、この灼熱下でも小屋裏での作業がそれほど厳しくなかったということを聞きました。性能も予想通りでていそうで嬉しい限りです。後日サーモグラフィーでチェックしてみます。

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今回、目玉の1つであるテックワンP3プラスのトラスも事前に組んでクレーンでつり上げて取り付ける・・・という非常に短時間で出来そうな工程、しかも3本だったので特に施工で面倒なことはありませんでした。注意点はあるものの、こちらも苦戦せずに出来そうです。今後いろいろな架構にチャレンジしていくのに心配事がまた1つ消えました。

ここまで、総じて大きなトラブルもなく、良かったです。梅雨明けの灼熱の太陽下で強行軍で作業をしてくださった皆様に本当に感謝しております。もっともこのような時期での作業は本来避けるべきで反省材料でもあります。施工からのフィードバックで今後、さらに施工性を上げるにはどうすればいいいか?土地などの状況が悪い場合は?など検証すべき点も多くあります。何しろ今回は敷地の条件が抜群でしたからね。このような条件下での仕事は滅多にありませんから。構造的にも、シンプルに作りましたが、もっと良い方法はないか?もう少し模索しています。テックワンP3プラスという先進的な金物を活かすためにも他の部分の架構は重要です。社内でも検討していこうと思います。

MED-3のテックワンP3プラス対応について

今日は、構造システムの講習会「中・大規模木造建築物の設計実務と確認申請の要点と注意点」のセミナーが名古屋で行われています。先日東京で開催されたものの名古屋版です(たぶんちょうど今あの方達が話していると思います)。このセミナーで紹介されているタツミのテックワンP3プラスという金物ですが、構造設計者にとっては非常に興味深いです。トラスが手軽に組めるのもメリットですが、高倍率耐力壁が手軽に設計できるのもメリットが高いです。方杖耐力壁などもビルトインガレージでは有効なので、私も微力ながら応援していこうと思っています。本舗でも構造設計を受注できる体制を整える予定です。

さて、その講習会でも案内があると思うのですが(・・・)、計算は難しいので、応力解析ソフトと断面算定ソフトを使います。セミナーの講師は、構造システムのFAP-3MED-3の組み合わせを使っています。形状の入力はFAP-3でもできるのですが、CADのほうが面倒じゃない、ということでDRA-CADを使ってFAP-3に転送しているそうです。この方法は私も試しましたが、非常にスムーズで効率がいいです。またトラスなど部材はFAP-3とMED-3で計算して、全体はHOUSE-ST1のような木造構造計算ソフトで計算すると効率的です。そんなにソフト買えないよ・・・という人もいるかもしれませんが、FAP-3は鉄骨の構造設計では結構使えますし、HOUSE-ST1は普通に2階建ての壁量計算から、3階建ての構造計算、品確法の計算もできます。DRA-CADはDWG・JWWの変換にも有効ですし、一応多機能なCADです。MED-3は・・・燃えしろ設計ができるので、意外に使うかもしれません。今紹介した物は、なまあずショップ楽天市場店でも販売しています。特にMED-3とFAP-3は3月末までキャンペーンで異常に安くなっているので買うなら「今でしょう」。以上、広告でした。

話は戻って、現在、私が設計しているのは、GUWUの記念すべき一号物件。木造平屋建てロフト付きの住宅です。テックワンP3プラスとGUWUは相性が良いので、今後推進していこうと思います。設計手法は、まず平面計画を練り、HOUSE-ST1で検討します。基本的には壁量を確認しますが、水平構面は広めなGUWUなので事前に検討していないと痛い目にあいます。基本的にはブレース処理ですが、うまくいけば勾配屋根に根太レスでもいけます。軒の出など面倒ですが。その後、トラスをFAP-3で計算、MED-3に転送して断面を確認します。FAP-3へは今回は形が単純なので本体で入力。外力が多めになってしまったので検証が大変でした・・・。トラスは同じものは計算が不要なのでできるだけ同じ形状にします(・・・)。この時点で構造設計の大部分は終わりです。今回は低炭素住宅併用なので、そっちのほうの検証が時間がかかってしまいました・・・・。

p3koなんとなくネタがばれそうな・・・

そういえば、MED-3のテックワンP3プラス対応バージョンアップは3月下旬頃だそうです(爆弾発言)。たぶん(さりげなく)。現状でも計算できますが、更に相性が良くなります。こうなるとFAP-3とMED-3のキャンペーン期間が3月末ということで、微妙になってきましたが・・・。