WOOD-STを実戦で使ってみて

スキップフロアの木造3階建てが来たので、WOOD-STで解析してみました。画像はその前段階で使ったモデルです。

WOOD-STは各層の間にスキップフロアを入力できるだけでなく解析できるのが画期的です。別に任意形状系で、くくねこやればイイのでしょうけど、上級者でも時間がかかりますし、審査する側も大変です。WOOD-STは形状に規制を持たせることによってうまい落としどころ(とメーカーが考えている)をついているソフトです。

見ての通り、半地下です。右側はユニットバスなんかです。入口付近も若干高基礎です。基礎の解析が出来ないので木造部分だけの解析になります。

モデルを入力するとき、HOUSE-ST1では気がつかなかったのですが、スキップだと2層ずつ同じモデルを入れるので、2Dのインターフェイスだと入力間違いが起こりがちです。WOOD-STでは立体をみながら入力出来るので特に柱の漏れやズレをすぐに発見できるので入力のストレスが少なく短時間で入力できます。チェックも簡単です。

↑ミスの例。3階の柱が下層のみしか入っていない。このようなミスをグラフィカルに見られるのは本当に楽でいいですね。

今回のような狭小住宅の場合、吹き抜け部の設計や、スキップ境の設計が重要になりますが、計算値だけだとわかりにくいが応力図が出るのである程度把握できます。ただ講習会でも出ていましたが、3Dでグラフィカルにわかるようにしたほうが、このソフトにはいいですね。SNAPの機能のようですが搭載してほしいものです。

立体的に見られるからこそ、建物の弱点になりやすそうな箇所を発見できます。これも大きいですね。HOUSE-ST1ではあまり感じなかったメリットです。それにしてもスキップはやっぱり力の流れを読むのが難しい(汗)。

今回確認申請をWOOD-STで出すかどうかはまだ未定です。自社施工物件でお客様の許可があれば、突っ走れるのですが、ただでさえ計画が遅れている物件なので・・・。意匠段階から構造計画に関わっている物件なので、正直確認を下ろすだけならそんなに難しくない形状となっていますし。もっともWOOD-STって都内の狭小向けだな、と思ったけど、この物件も母屋下がりあるし、屋根形状の自由度が低いWOOD-STでは対応が難しいかも、と思うこともあります。なかなか使いどころに悩むソフトかもしれません。